追究

2021年05月07日

グローバルラウンジ 満足度調査ツールデザインコンテスト 授賞式

グローバルラウンジ 満足度調査ツールデザインコンテスト 授賞式

2021年3月31日(水) 星が丘キャンパス グローバルラウンジ

グローバルラウンジが全学の学生を対象にしたコンテストを開催。
優秀な成績をおさめた学生をたたえる表彰式をおこないました。

 2021年3月31日(水)、星が丘キャンパスのグローバルラウンジで「満足度調査ツールデザインコンテスト」の授賞式がおこなわれました。グローバルラウンジとは星ヶ丘キャンパス1号館4階にある、学内に居ながら多様性と出会える場所になっています。様々なバックグラウンドを持つ人たちと外国語でコミュニケーションしながら、グローバルな感覚を磨きます。多言語を使い、異文化に触れ、様々な学生と出会うことができるような交流イベントや企画等を実施しています。ラウンジ内では多言語のTVチャンネルや雑誌・新聞、映画なども楽しめます。このグローバルラウンジが、「学生たちにとってより利用しやすい施設に成長するために、学生たちを巻き込んだ取り組みができないか」と考えたのが「満足度調査ツールデザインコンテスト」の実施。利用者の満足度を調査するためのツールを、学生たちがプログラミングしたうえで自由にデザインし、その出来栄えを競うコンテストを開催しました。

グローバルラウンジ 満足度調査ツールデザインコンテスト 授賞式

グローバルラウンジ 満足度調査ツールデザインコンテスト 授賞式

 コンテストの監修を務めたのは人間情報学部 人間情報学科の森博子先生です。森先生は、「学生たちはそれぞれの学部で、さまざまな専門性を身につけ、個性を磨いています。その個性を一人ひとりが発揮でき、さらに学んだことを実践する機会として提供したい」と考え、全学部生対象のコンテストに。多くの人になじみのあるエクセルでできるプログラミングを採用し、「プログラミングに興味はあるけれど、やったことがない」という学生でも参加できるように、参加者全員を対象にした講習会も実施することで、「学びながら競えるコンテスト」を実現しました。 コンテストに参加したのは、文学部や創造表現学部などに所属する14名の学生たち。その中で、細やかな工夫を重ねた文学部 教育学科の森實舞さんが最優秀賞、わかりやすさを追究した創造表現学部 創造表現学科の小林奈央さんが優秀賞を受賞しました。授賞式当日は、森實さん、小林さんに加え、奨励賞を受賞した2名の学生も参加し、それぞれ、国際交流センター長の福本明子先生から賞状と記念品を受け取りました。

グローバルラウンジ 満足度調査ツールデザインコンテスト 授賞式

グローバルラウンジ 満足度調査ツールデザインコンテスト 授賞式

 最優秀賞を受賞した森實さんの満足度調査ツールは、準備が整い次第、実際にグローバルラウンジに導入する予定です。これからもグローバルラウンジはさまざまな工夫を凝らし、学生たちにとって使いやすい学修施設になるよう、進化を続けていきます。また、このコンテストを足掛かりに、今後もさまざまな学部とのコラボレーション企画を実施することで、学生にも学部にも開いたオープンな施設をめざしていきます。

教員コメント

グローバルラウンジ 満足度調査ツールデザインコンテスト 授賞式

人間情報学部 人間情報学科 森博子 教授

 「学んだことを実践する場」は、意識していないと獲得できず、意外と貴重なものです。今回のコンテストは、「学生たちに学部で学んだことを活かせる場として提供したい」という思いを込めて、さまざまな工夫を凝らしました。エクセルでできるプログラミングを採用したり、講習会を取り入れたりしたことが、その一例です。結果、集まった作品は個性が光るものばかり。イラストにこだわったものもあれば、多言語を取り入れたものもあり、見ていて楽しく、またうれしくなりました。満足度調査ツールの他に、ツールをPRするためのプレゼン動画も提出を求めたのですが、その動画も素晴らしいものでした。参加した学生からは、「エクセルの新しい機能を知ることができてよかった」「またこういう機会があれば、参加してみたい」といった、前向きな言葉が集まっています。これからも、今回のコンテストで得られた「学びはいつか役に立つ」という実感を胸に、積極的に学んでいってほしいと願っています。

学生コメント

最優秀賞

グローバルラウンジ 満足度調査ツールデザインコンテスト 授賞式

グローバルラウンジ 満足度調査ツールデザインコンテスト 授賞式

文学部 教育学科 1年(2020年度) 森實舞さん

 参加の目標として掲げたのは「楽しんで取り組もう」ということ。そのため制限を設けず、自由に、自分の好きなように工夫を重ねました。楽器を演奏することが好きなので、ピアノ、リコーダー、ハーモニカ、おもちゃの木琴、カスタネットなどの音を自分で録音して取り入れたり、グローバルラウンジのカラフルな色味を活かしたデザインにしたり、その一つひとつのアイデアが認められて最高の結果につながったことは、とてもうれしく思います。
 今回のコンテストは講習会もあり、そこで初めてエクセルを使ったプログラミングを学びました。そしてそこで得た知識を利用して、ツールを作り上げました。この「学び、理解し、活用し、さらに評価を受ける」という今回のコンテストのプロセスは、まさに「教育」のプロセスそのもの。このプロセスを踏むことで、学修意欲が高まることを私自身感じることができたので、この気づきを教育者になって活かせるよう、これからの学生生活でも主体的にたくさんのことに挑戦していきたいと思います。

優秀賞

グローバルラウンジ 満足度調査ツールデザインコンテスト 授賞式

グローバルラウンジ 満足度調査ツールデザインコンテスト 授賞式

創造表現学部 創造表現学科 創作表現専攻 2年(2020年度) 小林奈央さん

 私は、創作表現専攻に所属し、マンガ制作を専門に学んでいるのですが、それ以外にもたくさんの興味があります。動画制作もそうですし、プログラミングもその一つでした。幸い、愛知淑徳大学には、多くの学びの機会が用意されています。たとえば、全学の学生が履修できる「コンピュータ活用科目」。ここではHTMLやJAVAなどのプログラミング言語を学ぶことができました。そして今回、コンテストを通じて「VBA」と呼ばれるプログラミング言語が学べると知り、参加を決めました。
 ツールづくりの際に心がけたことは、学部での学修でも意識している「わかりやすさ」と「使いやすさ」です。コンピュータ活用科目の授業で学んだ「マウスカーソルが要素の上に載っている時に、その要素が点滅する」といった動作を取り入れるなど、さまざまな工夫を凝らしました。このように、授業で学んだことを、実際に活かせる機会が得られたことは、とても有意義な経験でした。これからも、積極的に学び、自分の興味や知識の幅を広げていきたいと思います。