追究

2021年06月08日

創造表現学部 メディアプロデュース専攻 藤田ゼミ「演習Ⅰa」テントミーティング

創造表現学部 メディアプロデュース専攻  藤田ゼミ「演習Ⅰa」テントミーティング

2021年5月12日(水) 長久手キャンパス はっぴー広場

ゼミ活動が始まったばかりの学生たちがテント設営のワークショップに参加。
仲間との距離を縮め、これから始まる協働制作に期待を寄せました。

 本学の創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻では、メディア・コミュニケーションを主体とした表現方法を学び、正しい事実を把握する調査力、社会的価値のある情報を見極める分析力、ニーズをとらえる企画力、わかりやすく伝えるための表現力などを身につけます。3年次からゼミナールが本格化し、学生たちは自らの興味関心にあわせて、所属するゼミナールを決定し、専門性を深めていきます。それぞれのゼミナールでは映像やウェブ、CG、写真などさまざまな表現方法を極めることができる中、藤田ゼミは「何を制作しても良い」「同期の仲間と話し合って制作内容を決め、みんなで実施していく」として、学生たちに広く門戸を開いているのが特長。まだ、自分のやりたいことが見つかっておらず、時間をかけて自分の没頭できるものを探したいと考える学生や、やりたいことを一つに決めるのではなく、状況や自分の思いの機微を的確に捉え、その時、一番興味のあることに挑戦したいと考える学生たちが多く集います。

創造表現学部 メディアプロデュース専攻  藤田ゼミ「演習Ⅰa」テントミーティング

創造表現学部 メディアプロデュース専攻  藤田ゼミ「演習Ⅰa」テントミーティング

創造表現学部 メディアプロデュース専攻  藤田ゼミ「演習Ⅰa」テントミーティング

創造表現学部 メディアプロデュース専攻  藤田ゼミ「演習Ⅰa」テントミーティング

 その藤田ゼミでは2021年5月12日(水)に、長久手キャンパスのはっぴー広場で巨大テントを設営するワークショップを実施。コロナウイルスが蔓延する状況下でも取り組める活動であり、さらに「防災」への関心が高まる世の中の気分を汲み取ったワークショップです。日頃からキャンプを楽しんでいるという学生は「これほどまでに大きなテントを張ったことはありません。その大きさゆえにどこに重心があって、反対側がどうなっているのかわからないため、仲間を頼らざるを得ないのですが、“一緒につくりあげる”という感覚はとても新鮮で面白い経験でした」と回答。さらに「“テントを張る”という共同作業することで、仲間同士、自然と距離を縮めることができ、これからのゼミ活動も円滑に進められそうです」とワークショップの思わぬ成果も実感していました。

創造表現学部 メディアプロデュース専攻  藤田ゼミ「演習Ⅰa」テントミーティング

創造表現学部 メディアプロデュース専攻  藤田ゼミ「演習Ⅰa」テントミーティング

 ワークショップを通じて仲間と打ち解けた彼らに、ゼミの魅力を問うと、学生たちは口々に「自由であること」と回答。さらには、「自分たちで話し合いながら、ゼロから創作活動を創り上げることができること」とも。「誰かと一緒に創作活動に挑むことで、きっと円滑に進むこともあるだろうし、思いもよらない素敵なアイデアに出会えると思う」と力強く、仲間と共にゼロから創作活動をすることの魅力を語りました。のびやかな環境で、学生たちは「仲間と協力しあう力」や「仲間の姿から新たな視点を学び取る力」を磨きたいと言います。さらに、「仲間に頼るだけではなく、協働して創作活動を続ける中で、自らの役割を見極め、責任を持って一人でやりきる力も身につけたい」と、ゼミ活動にかける思いを語りました。一方で、「自由だからこそ、まだ何も決まっておらず、不安」との声も。彼らの期待や不安を受け止めた藤田良治先生は「やりたいことが決まっているから良い、決まっていないから悪いということではありません。人は一生、やりたいこと・やるべきことを悩み続けるものです。大事なのは、真摯に懸命に悩むこと。このゼミナールでは、みんなで取り組むことを大切にしているので、ぜひ、一緒に悩んでいきましょう」と学生たちをやさしく鼓舞しました。
 藤田ゼミでは、これから話し合いを重ね、自分たちで協働制作プロジェクトを推進していきます。映画製作のようなことをしてみたい、気晴らしにバーベキューもやりたいなと、次から次へとあふれるアイデア。自由が故の難しさも面白さもすべてを受け入れて、学生たちはゼミ活動を楽しむことでしょう。創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻では、この藤田ゼミのように、学生たちが自らの創作意欲を自分らしく伸ばせる環境を用意し、一人ひとりの成長を後押ししていきます。

※撮影時のみ、マスクを外して撮影を実施しました。