追究

2021年08月24日

ビジネス学部 私のシゴト学

ビジネス学部 私のシゴト学

前期 星が丘キャンパス

人生の先輩から「働くこと」について学ぶ特別授業を開講。
講師の言葉の端々から、未来を切り拓くヒントをいただきました。

 本学のビジネス学部 ビジネス学科では、「経営学・商学・会計学・経済学」といった伝統的な学問の枠組みを活かしつつも、ビジネスの現場で求められる実践的な科目群でカリキュラムを構成しています。さらに、企業・団体などとの協働によるアクティブラーニングを積極的に取り⼊れることで、ビジネスの各分野における実践⼒を持つ⼈材を育成しています。

ビジネス学部 私のシゴト学

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ビジネス学部 私のシゴト学

ビジネス学部 私のシゴト学

 社会で活躍することを⾒据えた授業の⼀つが、3年次に開講される「私のシゴト学」。学⽣たちに対し、「社会にはどんな仕事があるのか」「働くとはどのようなことなのか」を伝え、⾃らの進路決定に役⽴ててもらうための授業です。ビジネス学部の菅野 淑先生担当のもと、全8回の授業の⼤半は、ゲストスピーカーにお越しいただき、ご⾃⾝の経験談を語っていただきます。
 今回のレポートでは、ゲストスピーカーにお越しいただいた7回の授業の中から、3つをピックアップ。授業の様⼦をお伝えします。

【第2回】4⽉21⽇ 損害保険ジャパン株式会社 ⼩島千裕様

 この⽇は、2018年に卒業した⼩島さんをお招きし、損害保険会社の使命や役割などを解説しながら、⾃⾝が関わっている⽇頃の業務内容を紹介していきました。⾃⾝の就職活動についても⾔及し、どんな業界を志望したのか、何社ぐらいエントリーしたのかを話しながら、今の会社に内定をもらうまでのステップを伝えていきました。

ビジネス学部 私のシゴト学

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 後半は、本学の森 洵太先⽣がインタビュアーとなり、トークショー形式で⼩島さんの仕事や就職活動について、さらに深堀り。「保険業界をめざそうと思った時期はいつですか︖」「⽣命保険と損害保険の違いは︖」「複数ある損害保険会社の中で、今の会社を志望した決め⼿は︖」と、学⽣たちが気になるポイントを次々に質問し、⼩島さんの経験をより鮮明にしていきました。授業の最後には、会場に集まった学⽣から質問を募り、⼩島さんが回答。「⼊社前と⼊社後のギャップはありましたか︖」という質問に対しては「⼈の命やお⾦に関わることなので、想像以上の厳しさがありました。けれど、働く条件はみんな同じ。先輩⽅に⽀えられながら、⼀歩⼀歩、成⻑することができました」と語り、仕事をする⾯⽩さを学⽣たちに伝え、講義の幕を閉じました。

【第3回】4⽉28⽇ 愛知淑徳⼤学 キャリアセンター ⼭本貴代様

 第3回の授業は、本学のキャリアセンター職員、⼭本さんが登壇。昨今の就職市場の様⼦やコロナウイルスの流⾏などの情勢を踏まえ、「オンラインでの説明会や⾯談にも慣れておく必要があること」「インターンシップを有効活⽤する必要があること」など、就職活動におけるポイントを伝授しました。さらに、「優良企業の⾒分け⽅」や「有効な情報収集の⽅法」なども紹介し、「ぜひ、全⼒を尽くして、⾃分の思い描くキャリアをつかみ取ってください」とメッセージしました。

ビジネス学部 私のシゴト学

ビジネス学部 私のシゴト学

 後半は、キャリアセンターの学⽣スタッフとしても活躍した卒業生の寺部 杏佳さんにご登場いただき、「就職活動においてやっておくべきこと」を時系列でご紹介いただきました。ちょうど今の時期は、留守番電話の設定や先輩の就職活動の様⼦をうかがうなど、より良い就職活動のスタートを切るための準備をしていたと語った寺部さん。現在、⼈事として働いている経験を踏まえ、「仕事ができる⼈は、いち早く⾏動できる⼈だと思います。今から、⾃分にできることは何かと考え、ぜひ、⾏動に移してください」と後輩たちに語り掛けました。最後には「“なぜ働こうとしているのか”が、全ての原点だと思います。最後まで考え抜いて、⾃分なりの答えを⾒つけてください」とエールを贈りました。

【第8回】6⽉9⽇ 東濃信⽤⾦庫 ⼟屋博義様

ビジネス学部 私のシゴト学

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 本学の真⽥幸光先⽣と10年来の親交のある東濃信⽤⾦庫の⼟屋さんが、この授業の最後のプレゼンターを務めました。現在、常勤理事・総合企画部⻑である⼟屋さんは、ご⾃⾝の40年近い⾦融マン⽣活を就職活動から振り返り、⾃分の職業観や⼈⽣観を変えたさまざまなエピソードをご紹介くださいました。東濃信⽤⾦庫に⼊庫するまでに紆余曲折あったこと、⼿形の⾦額を間違えるという⼤きなミスをしたとき、取引先の常務が⼀緒になって社長に頭を下げてくれたこと、仕事へのモチベーションが下がっている時期にお客さまのお⼦さんから幼稚園で描いた「⼤好きな⼈」という題の⾃分の絵をプレゼントされたこと、厳しい⽀店⻑だったにもかかわらず、社員旅⾏で仲間に誕⽣⽇をサプライズで祝ってもらい、思わず涙したこと……。その⼀つひとつのエピソードに、多くの⼈との出会いと教訓が詰まっていると言います。そして、「時代は変わっても、“⼈は⼈との出会いで成⻑していく”ということは変わらない」とも。その貴重な機会を与えてくれるのが仕事であるとまとめ、これから社会に巣⽴つ人生の後輩たちに、仕事の素晴らしさをエールと共に伝えました。