追究

2021年08月27日

交流文化学部 大堀ゼミ SDGs特別講義

交流文化学部 大堀ゼミ SDGs特別講義

2021年7月29日(木) 星が丘キャンパス 43A教室

学生たちが、企業の方々と共に「SDGs」をテーマにディスカッション。
社会を見据えた実践的な学びを、大学内で経験することができました。

 2021年7月29日(木)、交流文化学科 大堀ゼミナールの4年生が、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社と株式会社ヤクルト東海によるSDGsの特別講義を受講しました。授業の最初に登壇したのは、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の佐藤様。SDGsの基本的な知識と、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が取り組んでいるSDGsの活動について、ご紹介いただきました。まず佐藤様は、そもそもSDGsとは何かを説明。地球や世界が抱えている問題を解決するために2015年の国連サミットで採択された、17の目標であると紹介し、さらに、世界は今どんな問題を抱えているのか、クイズを通じて学生たちに伝えていきました。その後、佐藤様はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社が取り組んでいるSDGsの事例についても紹介。個人の顧客に融資をしていることから「金融リテラシー」の向上をめざし、金融教育に力を入れていることを紹介しました。

交流文化学部 大堀ゼミ SDGs特別講義

交流文化学部 大堀ゼミ SDGs特別講義

 次に、株式会社ヤクルト東海の高城様が登壇。まずは、ヤクルトグループの企業理念を紹介。「私たちは、生命科学の追究を基盤として世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します」という言葉に込められた創始者の思いに触れ、「事業そのものがSDGsに直結していると考えている」と伝えました。そして、主に取り組んでいる4つの事例を紹介。「研究・開発による健康の推進」「出前授業によるより良い教育への貢献」「ヤクルトレディの採用による雇用の創出」「環境に配慮した生産の実現による環境破壊の抑止」に努めていると紹介し、さまざまな角度からSDGsに対する取り組みをおこなっていることを伝えました。

交流文化学部 大堀ゼミ SDGs特別講義

交流文化学部 大堀ゼミ SDGs特別講義

 2つの企業の発表を受けた後、学生たちは3つの班に分かれてブレインストーミングを実施。各班にはオブザーバーとしてSMBCコンシューマーファイナンス株式会社様と株式会社ヤクルト東海様にもご参加いただき、事前に調べた「さまざまな企業のSDGs活動」を発表。それを受け、持続可能な社会の実現に自分たちは何ができるのかを話し合っていきました。授業の最後には、それぞれの班が、話し合いの結果を発表。「サプリを積極的に取り入れて病気を予防したり、マイ箸やエコバックなどの使用を当たり前にする」「個人では、フードロスをめざして食事の時に意識したり、社会全体では“愛する人を大切にして守る”という意識を持つことが大切」「個人でマイバッグやマイボトルを使用するのはもちろん、社会全体としてフェアトレード商品を使うと良いのでは」と、三者三様の意見が出され、充実したブレインストーミングの様子がうかがえました。
 会の最後には、「普段SDGsを意識することはあまりなかったけれど、今回の授業がきっかけとなり、身近なものだと感じるようになった」と学生がコメント。さらにゼミ担当の大堀一至先生が「SDGsは行動することと同じぐらい“考え続けること”が大事。そのきっかけを与えてくれた企業の皆様に感謝を申し上げます」と協働プロジェクト賛同への感謝を伝え、特別講義を締めくくりました。
 企業の方々と共に、世界の課題について考え、自らの行動を顧みるきっかけとなった今回の特別講義。約半年後に卒業を迎える4年生にとって、社会を身近に感じる貴重な経験となったことでしょう。これからも、本学では社会とのつながりを大切に、多くの実践的な学びの場を学生たちに提供していきます。