追究

2021年09月22日

救急救命学専攻 開設記念座談会

救急救命学専攻 開設記念座談会

長久手キャンパス 救急救命学専攻専用施設・第1実習室

生涯健康社会へのさらなる貢献をめざし、救急救命士養成に新たに挑みます。

 2010年4月に開設された健康医療科学部 スポーツ・健康医科学科は、健康医科学系、健康スポーツ系、健康環境系の3領域を軸に、あらゆる人々の心身の健康維持・増進に寄与しうる人材を育成してきました。その教育を深化・発展させ、地域の健康長寿社会をより力強く支えるために、2021年4月、専門性の高い学修・研究を推進していく専攻制の学びを導入。「スポーツ・健康科学専攻」と「救急救命学専攻」の2専攻体制となりました。
 スポーツ・健康科学専攻は、人生100年時代の生涯健康に貢献する人材の育成が目標です。健康科学の基礎知識を基盤としたヘルスプロモーション(健康維持・増進活動)を、スポーツ・身体活動の面から推進する専門性を養います。
 一方、救急救命学専攻は、定員約30名の少数精鋭教育で救急救命士を養成します。高い専門性を培うとともに、人命を救うという強さと、傷病者の痛みを理解し寄り添える優しさを磨いていきます。
 こうした新たな学びのスタートを記念して、教員と新入生による座談会が長久手キャンパス救急救命学専用施設・第1実習室にて開催されました。参加したのは、スポーツ・健康医科学科主任の鶴原香代子教授、救急救命学専攻主任の夏目美樹准教授、救急救命学専攻専任教員の髙木省治教授、木内賢一准教授、小野木堂人講師の教員5名と、救急救命学専攻の学生2名。スポーツ・健康医科学科の10年を振り返りながら、新設された救急救命学専攻の教育目標や今後の抱負などを中心に語り合いました。学生たちは救急救命士をめざしたきっかけや愛知淑徳大学の救急救命学専攻を選んだ理由、これからの目標などを話し、決意を新たにしていました。

救急救命学専攻 開設記念座談会

救急救命学専攻 開設記念座談会

救急救命学専攻 開設記念座談会

救急救命学専攻 開設記念座談会

救急救命学専攻 開設記念座談会

救急救命学専攻 開設記念座談会

 愛知淑徳大学の理念「違いを共に生きる」に、健康医療の面からアプローチするスポーツ・健康医科学科。2専攻制のスタートにより、体力・健康づくり、予防医学、救急医療など、生涯健康社会に貢献できる学びがますます発展していきます。

《参加学生のコメント》

救急救命学専攻 開設記念座談会

スポーツ・健康医科学科
救急救命学専攻1年(2021年度)
上野 太靖さん

 救急救命士をめざした最初のきっかけは、中学時代の職場体験です。消防署で救急救命士のかっこよさに憧れ、傷病者のもとにいち早く駆け付ける仕事に就きたいと考えるようになりました。愛知淑徳大学の救急救命学専攻を選んだのは、少人数体制できめ細かく指導していただけるところに魅力を感じたからです。しっかりと身になる授業・実習を実施してくださる先生方の熱意に応えるためにも、全力で学ぼうと充実した毎日を過ごしています。卒業後の目標は、救急救命士として消防署に就職し、一人でも多くの命を助けること。そのために専門知識・技術を修得するだけでなく、人の命の尊さ、さまざまな人とのコミュニケーション方法なども意欲的に学びたいと思います。

救急救命学専攻 開設記念座談会

スポーツ・健康医科学科
救急救命学専攻1年(2021年度)
二俣 明日香さん

 看護師として働く母から聞いた救急医療の話がきっかけで、医療の最前線で命をつなぐ救急救命士になりたいと強く思うようになりました。愛知淑徳大学に救急救命学専攻ができると高校の先生に教えていただき、「ここで学びたい!」と志望。救急救命学の先進国での海外実習など、実習が充実しているところに魅力を感じました。入学して実感するこの専攻の良さは、互いに切磋琢磨できる仲間との出会い。私たち一期生は女子8名で大半が男子ですが、男女関係なくみんなで学び合い、救急処置の自主練習にも一緒に励んでいます。これから4年間、実習などで様々な現場を体験し、幅広い角度・視点から救急救命学を深めたいと考えています。将来は女性消防士の道を切り拓き、私だからこそできる救急救命処置を追求していきます。