追究

2021年10月14日

創造表現学部 坂倉ゼミ INAXライブミュージアム施設見学・研修

創造表現学部 坂倉ゼミ INAXライブミュージアム施設見学・研修

2021年9月16日(木)INAXライブミュージアム

ミュージアムをひとつのメディアとして考え、情報収集・発信の意義を追究。
働く方々の生の声を聴くことで、その想いや情熱を知りました。

 創造表現学部 メディアプロデュース専攻の坂倉ゼミでは、写真表現を専門的に学んでいます。9月16日(木)、愛知県常滑市にある体験・体感型の企業博物館「INAXライブミュージアム」で、施設の見学と研修をおこないました。「ミュージアムという展示施設は情報を集約し、発信するメディアのひとつである」という観点から施設を見学することで、学生たちにメディアの重要性を学んでもらおうと考えられた企画。そこで働く人たちがどんな業務に携わり、どんな働きがいを感じているかなども、対話的に学んでもらいたいと坂倉先生は話します。
 当日は17名の学生が参加。2グループに分け、座談会、館内見学、発表会をおこいました。

●座談会

 INAXライブミュージアムで働いている方に話を聞き、仕事のおもしろさ、難しさなどを対話形式で語り合う座談会。最初に同館のミッションやどのような活動をしているかなどを館長の尾之内さんから紹介していただきました。その後、ワークショップを担当している磯村さんからご自身の来歴をからめながら、仕事内容について語っていただきました。ものづくりは良い材料、良い道具、そしてものへの想い、背景が重要と話す磯村さん。ご自身が考案した光るどろだんごづくりを中心にそのおもしろさ、難しさを熱く伝えてくれました。「本を読むだけでなく、まず自分でやってみること。情報があふれている時代ですが、それを鵜呑みにせず、自分の手を動かし、やってみたことが一番信じられる」、「何かを進めていくとき、うまくいかなかった場合にどうするか?を常に考えること」など、多くの経験を重ねた磯村さんだからこそ伝えられる数々の金言に学生たちは深くうなずいていました。

創造表現学部 坂倉ゼミ INAXライブミュージアム施設見学・研修

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 次は広報やイベント、陶土染めワークショップなどを担当する髙橋さんのお話。光るどこだんごづくりのワークショップは、コロナ禍以前は全国大会をおこなうほど盛り上がっていましたが、コロナ禍においては大会の開催もできなくなり、オンライン形式に移行。参加者は光るどろだんごキットを購入し、製作して撮影、それをInstagramに投稿するキャンペーンを企画しましたが、なかなか投稿数が増えず、投稿数を増やすにはどうすればいいかと学生に質問。学生たちは「Instagramだけでなく、Twitterなど他のSNSも利用してみる」「どろだんご単体の写真ではなく、生活の中にどのように溶け込んでいるのか、そういう雰囲気がわかる写真があると興味が湧くのではないか」など、さまざまな提案をしていたのが印象的でした。

●館内見学

 INAXライブミュージアムは「世界のタイル博物館」、「窯のある広場・資料館」など、さまざまな施設の集合体です。そこでこれらの施設で何を見学できるのか、何ができるかなどを紹介していただきました。

創造表現学部 坂倉ゼミ INAXライブミュージアム施設見学・研修

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 世界のタイル博物館は、世界各国から集めた装飾タイルを展示。常設展示では5500年前から現代まで装飾タイルの魅力を空間ごと魅せてくれます。「窯のある広場・資料館」は、土管を焼いていた大正時代の窯と建物、煙突を見ることができます。その他にも建築陶器と呼ばれるやきもの製のタイルなどを紹介する「建築陶器のはじまり館」、ワークショップなどを楽しめる「土・どろんこ館」などの施設を詳しく解説していただくとともに、各施設が存在する意義や想いなども知ることができました。

●発表会

創造表現学部 坂倉ゼミ INAXライブミュージアム施設見学・研修

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 研修の最後には2班が研修で感じたこと、考えたことなどを発表する会が設けられました。世界のタイル博物館1階のロビーで、各班の代表者がゼミ生それぞれの意見をまとめ、プレゼンテーションしました。