追究

2021年11月30日

交流文化学部 交流文化演習2b

交流文化学部 交流文化演習2b

2021年11月10日(水) 星が丘キャンパス 15F教室

テーマパークのマーケティングに従事する
プロフェッショナルをお招きし、特別授業を開講しました。

 本学の交流文化学部は「ランゲージ専攻」と「国際交流・観光専攻」から成り、国際交流・観光専攻では多くのフィールドスタディや実践的な学修を通じて、国際社会で活躍できる人材を養成しています。その国際交流・観光専攻のゼミナールの一つが加納ゼミ。観光ビジネスと観光ホスピタルが専門で、長年旅行会社で働いた加納和彦先生が、ご自身の経験を学生たちに伝えつつ、一人ひとりの視野を広げ、知的好奇心を刺激しています。
 11月10日(水)の授業では、スペシャルゲストとしてLEGOLAND Japan合同会社から八木章次様を星が丘キャンパスにお招きし、テーマパークとマーケティングについて学ぶワークショップを実施しました。ワークショップの冒頭、八木様はテーマパークについて解説され定義や歴史に触れつつ、「テーマパーク業界は、まだまだ若い産業であるからこそ、これからいかようにも発展できる」とこの業界の可能性を示しました。その後、話題はマーケティングへ。マーケティングはひと言で言うと「顧客の問題解決のために、いかに変化対応できるかである」とまとめ、新型コロナウイルスの流行によって世の中が変わったことや新しい行動様式の広がりによって、消費者の行動心理も変わったことを例に挙げ、時代の流れに柔軟に対応していくことの大切さを説きました。

交流文化学部 交流文化演習2b

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 そして、最後は3つの班に分かれてグループワークを実施。マーケティングの分析で用いられる「SWOT分析」を体験してみるワークで、国内にある有名テーマパークを題材に、強み・弱み・機会・脅威は何であるか、それぞれメンバーで話し合いました。話し合い終了後は、各班がグループディスカッションの成果を発表。「Aのテーマパークは特定のキャラクターに依存していない分、さまざまなコラボレーションが実現できる」「Bのテーマパークは、規模的に宿泊を見込んだ集客は難しい」など、さまざまな意見が飛び交い、一人では思いつかない多様な意見に触れることができました。
 ワークの最後には、八木様が「今回はテーマパークを題材にしましたが、このSWOT分析は、テーマを変えても使うことができます。ぜひ、多くの場面で取り入れてみてください」とメッセ―ジ。学生たちにとって、日本を代表するテーマパークで活躍する企業から直接マーケティング手法を教わることができた貴重な機会となりました。
 本学では今回の授業のように、学内にいながらも社会の最前線に触れられるような機会も多く創造し、日頃から社会を意識できる授業を展開していきます。そうして社会と繋がることで、即戦力として、また、世の中全体を捉えることができる広い視点を持った人材を社会に送り出していきます。