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2021年12月22日

名古屋土曜学習プログラム

名古屋土曜学習プログラム

2021年11月20日(土)名古屋市立川中小学校

英会話やゲームなどを通して、児童たちに英語への関心をより高めてもらう
学習プログラムを実施しました。

 名古屋市教育委員会は、市内の学校に向けて教育に関するさまざまな企画を立案していますが、その中のひとつに「名古屋土曜学習プログラム」があります。これは子どもたちの豊かな土曜日を実現するため、地域、外部人材、民間事業者などの協力を得て、体験を重視した学習を実施するもの。今回、名古屋市立川中小学校にて本学の学生が「土曜学習いきいきサポーター」を務め、11月20日(土)に全児童を対象にした学習プログラムを実施しました。

名古屋土曜学習プログラム

名古屋土曜学習プログラム

 学習プログラムを立案・実施したのは、文学部教育学科の学生を中心とした21名。テーマは「英語コミュニケーション体験学習」と題し、海外旅行の際に使用する英語をゲームなどの体験を通じて学び、児童たちに英語への関心をより高めてもらうことを狙いとしています。
 プログラム開始のあいさつを済ますと、さっそくスタート。最初のプログラムは「Captain Says」です。「Captain Says」の掛け声の後、キャプテン役の学生がSleep、Get Upなどの英単語をジェスチャーで表現。それを児童たちも真似をします。しかし「Captain Says」の掛け声をしなかった場合は、ジェスチャーを真似しないというルールになっているのが面白いところ。キャプテンのジェスチャーにつられてしてしまい、思わずジェスチャーの真似をする児童もいて盛り上がりました。

名古屋土曜学習プログラム

名古屋土曜学習プログラム

 続けて「猛獣狩り」というゲームを乗り物に置き換えたゲーム。これは乗り物の英単語を日本語訳した場合、何文字になるかを瞬時に判断し、その文字数のグループをつくるというもの。たとえばCarであれば「クルマ」。つまり3人のグループをつくればミッションクリアです。問題によっては文字数の多い乗り物もあり、指を折りながら数えている児童たちの姿が印象的でした。

名古屋土曜学習プログラム

名古屋土曜学習プログラム

 その後も休憩をはさみ、飛行機への搭乗、座席の確認の仕方、エコノミー症候群を防ぐための運動、機内食の選び方など、英語を使ったさまざまな知識を楽しく伝えていきます。そしていよいよ飛行機が着陸し、外国に入国。飛行機を降りた後は、学生たちが用意したアメリカ、フランス、オーストラリア、中国、韓国、ブラジルの6か国のコーナーに児童が集まり、その国にまつわるクイズを出題。「日本からブラジルまで飛行機で何時間かかる?」、「韓国では誕生日に何スープを飲む?」など興味をそそる問題が目白押し。児童たちも元気よく答え、大いに盛り上がりました。
 2時間の学習プログラムでしたが、正午前に無事終了。子どもたちには今日の感想をアンケートシートに書いてもらい、その内容を後日検討し、次の学習プログラムに活かしていきます。

●学生コメント

名古屋土曜学習プログラム

文学部教育学科3年 河村真保さん 三坂岳大さん

 今回の学習プログラムは7月くらいから内容を考え、ゲームごとにチームを組んで内容を詰めていきました。基本的な流れは2019年の土曜学習プログラムで使用したものをベースにしていますが「猛獣狩り(乗り物バージョン)」は今回、新規で考えたものです。実際にやってみて、ゲームとゲームの間のつなぎに時間がかかってしまったのが反省点。つなぎの部分などにBGMをかけるなど、寂しくならない演出も必要だと思いました。
 子どもたちは私たちが思っている以上に英語の知識があり、驚きました。いろいろな反省点はありますが「もう一回やりたい!」と言ってくれる児童もいてよかったです。今後もアンケートの内容を真摯に受け止め、もっと英語が身近に感じられるような楽しい学習プログラムを考えていきたいです。