追究

2022年01月07日

第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト表彰式

第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト表彰式

2021年11月19日(金) 星が丘キャンパス グローバルラウンジ

全学部生を対象としたコンペティションを開催。
優秀な成績を修めた学生を称える表彰式をおこないました。

 本学の星が丘キャンパスには、「学内に居ながら多様性と出会う場所」というコンセプトで、学生のグローバルな感覚を磨く学修施設「グローバルラウンジ」があります。室内は学生が外国語を使ってさまざまな体験ができるような工夫がなされ、多言語のテレビチャンネルや雑誌、旅行ガイドブック、漫画、新聞などを用意しているほか、世界中の季節行事を体験するイベントも随時開催し、英語や中国語、韓国語などの外国語でのコミュニケーションを楽しみながら、語学力を磨くこともできます。

第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト表彰式

第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト表彰式

 このグローバルラウンジが、「第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト」を開催。このコンテストは、人間情報学部の森博子先生が監修するコンペティション。グローバルラウンジの利用者に、満足度を「満足・普通・不満」の3つからタッチパネルなどの簡単操作で選んでもらう、「満足度ツール」の出来栄えを競い合います。満足度ツールを制作するための「プログラミングの講習会」と「コンテスト」がセットになっており、参加対象者も全学部。経験の有無を問わず、興味があれば誰でも参加できるように工夫し、すべての学生に向けて成長の機会を提供しました。使用するプログラミング言語は、「Microsoft ExcelのVBA」。馴染みのあるソフトを使ったプログラミングスキルを身につけることができることも、このコンテストの魅力的なポイントです。数々の訴求ポイントを持つコンテストは多くの学生に響き、さまざまな学部から力作が集まりました。

第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト表彰式

第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト表彰式

 11月19日(金)には、厳選な審査の結果、最優秀賞・優秀賞・奨励賞を受賞した3名の学生を称える表彰式を開催。表彰に際し、森先生は「プログラミングは根気がいる作業で、うまくいかないともどかしく思ってしまうことも多くあります。それを乗り越えて作品を完成させ、さらに優秀な成績を修めたことについて、自信を持ってください」とメッセージされました。受賞した3名の学生は熱心に森先生の言葉に耳を傾け、受賞の喜びをかみしめているようでした。
 今後もグローバルラウンジでは、このコンテストのように全学生を巻き込んださまざまな企画を実施していきます。そして、今以上に誰にとっても心地よく安心して過ごせる施設になれるよう進化を続けていきます。

【最優秀賞】

第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト表彰式

第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト表彰式

【三島さんの作品】

人間情報学部 人間情報学科 2年 三島愛子さん

 絵を描くことが好きで、パソコンを操作することも好き。この2つの観点から、愛知淑徳大学の人間情報学部に進学を決めました。今回、コンテストに参加しようと思ったのは、自分がデザインして作った作品が、実際に誰かに利用され楽しんでもらえるのは、とても素敵なことだと思ったから。プログラミングは授業で習ったことはありますが、正直、苦手です。それでも講習会もあるとのことだったので、勇気を出して挑戦してみました。自分のやりたいプログラムを思い浮かべた後、そのプログラムを実行させるためのコードをインターネットで探して制作したのですが、一度でうまくいくほど、簡単なものではありません。なかなか思うように動かず、そのたびに微調整を繰り返し、少しずつ完成させていきました。授業で習った色彩学の知識を応用したり、エクセルの機能を使ったり、さまざまな工夫を凝らすことで満足いくツールが出来上がったと自負しています。最優秀賞を獲得できたことに満足せず、今後は学外のコンペティションにも参加し、力試しをしていきたいと考えています。

【優秀賞】

第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト表彰式

人間情報学部 人間情報学科 2年 加藤理々奈さん

 私は、司書を目指し、人間情報学部に入学しました。今回、このコンテストに参加したのは、授業では取り扱わない新しいプログラミング言語を学べると知ったからです。授業で学んでいるスキルを一つのカタチにしてみたいという思いもありました。工夫した点は、モチーフにした鳥にさまざまな国の民族衣装を着せて、ひと目で「グローバルな雰囲気」を感じてもらうようにしたこと。年齢や障害に関係なく、誰もが感覚的に使いこなせるツールをめざしました。今回、このコンテストに参加したことで、授業で習った基礎知識がどうやって活用されるのかを知ることができました。「やらずに後悔するよりも、やって後悔する」ことを信条として、臆せず挑戦を続けていきたいです。

【奨励賞】

第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト表彰式

文学部 教育学科 2年 水野伶那さん

 私は、去年もこのコンテストに参加しました。しかし、途中で断念してしまい、完成作品を提出することなく、終わってしまいました。そういった意味では、今年はリベンジ。このコンテストは、事前にプログラミングの方法を学べる講座があり、プログラミングの経験が無くても参加できるので、心の余裕を持ちながら、前向きな気持ちで参加しました。今回は途中で投げ出すことなく、オリジナルイラストを作成するという挑戦もしました。その結果、奨励賞をいただき、「何事も諦めずに最後までやってみたら素敵なことがある」という気持ちになりました。私は教育学科の所属ですが、こうして専門分野以外の学びに気軽に挑戦できる環境は、愛知淑徳大学ならではの魅力だと思います。今度はパソコンの資格などに挑戦してみるのもいいかもしれません。今回の経験をぜひ、次につなげていきたいと思います。

教員コメント

第2回グローバルラウンジ満足度調査ツール デザインコンテスト表彰式

人間情報学部 人間情報学科 森博子先生

 昨年、国際交流センターの方からお声掛けいただき、このコンテストを共に立ち上げました。参加対象学生を人間情報学部だけに絞るという話もありましたが、そうではなく、全学部の学生が参加できるようにしました。それは、すべての学生にプログラミングを学ぶチャンスを与えたいということと、全員が等しく「所属学科・専攻で学んだことを、何かしらのカタチで活かせるはずだ」と考えたからです。今回もしっかりと講座を用意することで「初めてプログラミングをする人」でも参加できるように工夫し、さらに参加者のプロフィールを見てみると、一見、プログラミングとは距離がありそうな学科・専攻からの応募も多く見られ、嬉しい限りです。参加した学生からは、「プログラミングを身近に感じられるようになった」「学外のコンペティションにも参加してみようと思うようになった」と前向きな言葉を聞くことができました。学んだことをカタチにする機会は、意外と少ないものです。学科・専攻で学んだ知識を活用できた機会として学生たちが、このコンテストを有意義に感じ、次へのステップにしてもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。