追究

2022年01月12日

建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 裏星が丘芝生ひろば Behind the Hoshigaoka terrace

建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 裏星が丘芝生ひろば Behind the Hoshigaoka terrace

2021年11月20日(土)星が丘テラスWEST(立体駐車場横)

大きな芝生広場をつくり、
誰でも自由に過ごせる憩いの場を提供しました。

 建築・インテリアデザイン専攻の間宮ゼミは、星が丘テラスを運営する東山遊園株式会社様とともに、星が丘をより盛り上げるためのエリア活性化プロジェクトに取り組んでいます。2019年は「星が丘ブンカマツリ」と題して、他大学と協力しながら星が丘テラス内の公道を占有し、道路上にチョークで絵を描く「ロード・アート・プロジェクト」などのイベントをおこなってきました。2020年は新型コロナウィルス感染症の影響で見送ったものの、今年は活動を再開することができました。
 今回のイベント名は「裏星が丘芝生ひろば Behind the Hoshigaoka terrace」です。11月20日(土)、星が丘テラスWESTと立体駐車場の間にある遊休地を利用し、椙山女学園大学と共同で実施しました。間宮ゼミのゼミ生たちは地面に大きな人口芝を敷いて、星が丘テラスを利用したご家族に休憩の場を提供し、子どもたちにはカラフルな木箱やチーズを模したオブジェで遊んでもらおうと考えました。こだわりは「遊び方を指定しないこと」です。遊び方が決まっているような遊具は、その遊びをするだけの限定的なものに留まってしまい、子どもたちの創造性を狭めてしまうため、あえてシンプルなものにし、子どもたちが自由に遊んでもらえるよう“幅”を持たせました。

建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 裏星が丘芝生ひろば Behind the Hoshigaoka terrace

建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 裏星が丘芝生ひろば Behind the Hoshigaoka terrace

建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 裏星が丘芝生ひろば Behind the Hoshigaoka terrace

建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 裏星が丘芝生ひろば Behind the Hoshigaoka terrace

 チーズを模したオブジェは、ケガをしないように面取りをし、板に穴を開けることで、中で遊ぶ子どもの様子を外から確認できるようになっています。オブジェの高さにもこだわり、大人が上から覗き込めるような絶妙な寸法にしました。
 広場を利用したご家族からは「とても楽しかった」、「毎週末開催してほしい」といった喜びの声をいただきました。来場したご家族にはアンケートにもご協力いただき、貴重なご意見を参考にして次のイベントに活かしていきます。

学生コメント

建築・インテリアデザイン専攻 間宮ゼミ 裏星が丘芝生ひろば Behind the Hoshigaoka terrace

創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻3年
伊藤花菜穂さん、藪井瑠香さん

 10月中旬に企画案を決め、11月に材料などを発注し、11月中旬から製作を始めました。工夫した点は、カラフル木箱のサイズを変え、使い方に幅を持たせたことです。チーズは開口部のサイズや高さを細かく検討し、子どもの自由な発想や行動を受け入れる遊具をめざしました。板をつなぎ合わせてつくる必要があったため、つなぎ合わせた部分の強度を保たせるための工夫や、ケガをしないように板の繋ぎ合わせで使用する金具の出っ張りをなくすなど、安全を確保することが難しかったです。
 イベント当日、子どもたちの様子を観察していると、自分たちが考えていた使い方とは違う遊具の使い方をしていて、新しい発見がありました。遊んでいる姿を見ることで、新たなインプットもあり、人に用途を与えずに使ってもらうことで色々な活用方法が生まれることを改めて知ることができました。