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2022年02月24日

企業分析プロジェクトA(東海地区 エクセレントカンパニー)最終報告会

企業分析プロジェクトA(東海地区 エクセレントカンパニー)最終報告会

2022年1月14日(金) 星が丘キャンパス15A

会計・経営分析の知識を駆使し、上場企業を分析。
分析結果を対象企業のみなさまに報告しました。

 ビジネス学部ビジネス学科現代ビジネス専攻「ビジネスアカウンティングコース」の目標は、「ビジネスの言語を読み解き、経営をサポートするチカラ」をもつビジネスパーソンを養成することにあります。このコースでは、アカウンティング(=簿記・会計)に係るスキルや知識を修得するため、簿記論・財務会計・管理会計といった基本的な科目から、経営分析・国際会計などの発展的な科目まで幅広く学修します。こうした学修の集大成が、3年次の後期に開講する「企業分析プロジェクト」です。この科目では、東海地区に本社を置く上場企業を分析対象とします。公表された各種のIR資料(有価証券報告書・決算短信など)を丹念に読み解き、その結果を分析対象企業のご担当者様に直接プレゼンするアクティブラーニングを実践します。
 「企業分析プロジェクト」は対象企業の特性によりA・B・Cの3科目を設定。「企業分析プロジェクトA」では、収益性・安全性・成長性が高く、マネジメント能力にもすぐれた「東海地区のエクセレントカンパニー」を分析対象とし、2018年度から2021年度までの4年間、株式会社シイエム・シイ様と協働しプロジェクトを進めていきました。同社は、マーケティング⽀援を主軸に技術マニュアルの制作などをおこなっており、今年、設立から60周年を迎える優良企業です。2021年度の授業をこれまでの集大成と位置づけ、過去3年間に先輩たちが分析してきた結果をあらためて検証し、財務分析や株価の評価だけにとどまらず、企業理念(CMC Way)や「⼈財」の分析など、6つのテーマを設定して、調査・分析に取り組みました。

企業分析プロジェクトA(東海地区 エクセレントカンパニー)最終報告会

企業分析プロジェクトA(東海地区 エクセレントカンパニー)最終報告会

企業分析プロジェクトA(東海地区 エクセレントカンパニー)最終報告会

企業分析プロジェクトA(東海地区 エクセレントカンパニー)最終報告会

 2021年10月15日に学内で実施した同社の説明会においては、金融機関のアナリストなど専門家に対して使用するものと同等の資料を用いて、同社について詳細な説明を受けました。また学生からの質問についても、一つひとつ丁寧に回答をいただき、その後の分析に活用できました。この時の説明・質疑の内容に加え、IR資料なども駆使して、ゼミごとに組織した6つのチームに分かれて約3カ月のグループワークに取り組みました。

企業分析プロジェクトA(東海地区 エクセレントカンパニー)最終報告会

企業分析プロジェクトA(東海地区 エクセレントカンパニー)最終報告会

 そして2022年1⽉14⽇には、同社から経営企画・海外事業を担当する執行役員の方をはじめ、計4名のゲストを本学にお招きし、分析結果を報告。各チームは、単純な数値の分析だけでなく、「今後の展望」などについても一歩踏み込んだ発表をしました。発表後には、「人財・資本政策・海外展開」などについて、ゲストの⽅々からフィードバックを受けました。このフィードバックは、実務的・専門的・詳細であり、「自分たちのプレゼンを企業の方々が真剣に受け止めてくれた」ということに、学生たちは手ごたえを感じ取ったようです。
 財務・会計や経営戦略について、奥深く検討することができた学⽣たちは、この授業を通じて、企業分析の有用性や⾯⽩さをあらためて感じ、ビジネス学部での学びが社会でどのように役⽴つのかをイメージするきっかけになったことでしょう。本学部では、この企業分析プロジェクトのように学⽣たちが主体的に学べる機会を数多く準備し、学⽣たち⼀⼈ひとりの成⻑を後押ししていきます。