追究

2022年02月15日

ビジネス学部 企業分析プロジェクトB 最終報告会

ビジネス学部 企業分析プロジェクトB 最終報告会

2022年1月7日(金) 星が丘キャンパス 13C教室

学生たちが財務諸表を読み解いた結果をプレゼンテーション。
担当企業様からフィードバックをいただき、企業分析への理解を深めました。

 本学のビジネス学部は、「経営学・商学・会計学・経済学」といった伝統的な学問の枠組みを活かしつつも、ビジネスの現場で求められる実践的な科目群でカリキュラムを構成しています。学修の興味や、将来のビジョンに対応して現代ビジネス専攻とグローバルビジネス専攻の2専攻を設置。現代ビジネス専攻では、1年次後期からマーケティングなどを学ぶ「ビジネスイノベーションコース」と経営分析などを学ぶ「ビジネスアカウンティングコース」に分かれ、專門性をさらに高めています。すべての専攻・コースに共通しているのは、企業・団体と連携したアクティブラーニング科目が充実しているということ。現代ビジネス専攻ビジネスアカウンティングコースでは3、4年生を対象とした「企業分析プロジェクト」を開講し、授業を通じて実際の企業の財務諸表を読み解き、企業のご担当者様にその分析結果を発表しています。
 連携する企業によって3つの授業が用意され、「企業分析プロジェクトB」では海外進出もしている東海地区のグローバル企業を分析対象に。今年度は自動車プレス金型および部品などを製造販売する株式会社丸順様とコラボレーション。11月には株式会社丸順様から直接、会社概要や過去10年間の財務状況についてご解説いただき、それをもとに学生たちは6つのグループに分かれて財務諸表を読み解き、企業分析をしていきました。

ビジネス学部 企業分析プロジェクトB 最終報告会

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ビジネス学部 企業分析プロジェクトB 最終報告会

 2022年1月7日(金)にはその分析結果を担当者様にプレゼンテーション。「企業概要・経営戦略」「収益性分析」「安全性分析」「成長性分析」「キャッシュフロー分析」「株価指標分析」の6つの項目について、学生たちは6つの班がそれぞれ堂々とプレゼンテーションしていました。6つの班はそれぞれの分析に関連するさまざま指標を用いて企業を多角的に分析。なぜ数値が向上したのか・降下したのか、その要因や背景について検討した結果も発表し、さらに競合他社と分析結果を比較して状況を把屋したり、今後期待することなどについて具体的に資金の運用方法を提案したり、踏み込んだ内容も発表していきました。
 学生たちの発表を受け、企業のご担当者様は「短期間にもかかわらずすばらしい分析でした」と総評。そのうえで、「グループ会社全体のデータしか開示されていない情報もあったので、難しさがあったかもしれません。企業単体の業績を分析しているのか、グループ会社全体の分析をしているのか、しっかりと立ち位置を見定めて分析することが大切でしょう」と、アドバイスをおくられました。

 学生たちにとって、実在する企業の財務諸表を読み解き、その結果を対象企業の経営の第一線で活躍する企業分析のプロから直接フィードバックをもらえるという素晴らしい機会となった今回の「企業分析プロジェクト」。数字を追うことで、その背景にある事実を想像し、理解することができる企業分析のおもしろさと可能性に触れ、自らの学びに自信を持てたことでしょう。本学部では今回の授業のように、授業で得た知識を実践的に活用する機会を多く用意し、大学の学びと実社会をつなげることで、即戦力を持つ人材を育てていきます。

ビジネス学部 企業分析プロジェクトB 最終報告会