2021年度後期

学生たちが企業と連携し、販売促進プランを企画・提案。
ビジネスの現場に通用する力を磨きました。

　ビジネス学部の上原ゼミは「経営情報システムと経営品質科学」を研究テーマとし、経営と情報を融合させた経営戦略作成や経営企画・新規事業企画作成に取り組んでいます。その活動の一環として活発におこなっているのが、産学連携プロジェクト。2021年度後期は、豊田市・みよし市・長久手市を拠点に放送・通信サービスを展開するひまわりネットワーク株式会社様と、上原ゼミの2年生13名が協働しました。
　今回のテーマは「ひまわりワイヤレスの販売促進」。ひまわりワイヤレスとは、ひまわりネットワーク株式会社様が提供する無線インターネットサービスです。20代・30代の若い世代からの申し込みが想定より少ないなどの課題があり、解決策となる販売促進プランの立案に学生たちが挑みました。2021年11月から12月にかけて、毎週火曜日に社員の方々8名にお越しいただいて意見交換やグループディスカッションを重ね、12月21日（火）に社長・役員の方々へのオンラインプレゼンテーションを実施しました。

　約2か月間、学生たちは4チームにわかれ、グループワークで販売促進プランを検討。各チームは「WEBの活用：ICT教室の開催」「SNSの活用：SNS媒体を用いての映像配信」「リアルな営業活動：ブースによる成約」「紙面広告の告知活動：チラシ配布・電車広告」というそれぞれ異なる告知活動のアイデアを出し合い、ターゲットに響く効果的な方法を考えました。たとえば「SNSの活用」では、TikTokで配信するPR動画を多彩なバリエーションで制作。絵コンテづくりや撮影、編集も自分たちでおこないました。また「リアルな営業活動」では、社員の方にご協力いただき、学生が考案した販売ブースの装飾や特典などを実際に限定運営。人々の興味を引くためのディスプレイや訪れた人へのアンケート調査も実施しました。

　こうした具体的なプロモーション活動を盛り込んだ4チームの販売促進プランは、社長・役員の方々からご好評いただきました。「PR動画が分かりやすくておもしろい」「ぜひ前向きに実行を検討していきたい」といった声をお寄せくださり、学生たちは確かな手応えを感じていました。
　ビジネス学部での学びを活かし、企業への企画提案をしっかりと成し遂げた上原ゼミの学生たち。産学連携プロジェクトを通して実社会を幅広い視野で見つめながら、論理的思考力、発想力、プレゼンテーション能力、社会人としての教養やマナーなどを身につけています。今回の経験をこれからの学修・研究に活かし、多様なビジネスの現場で活躍できる人材へと成長していくことでしょう。

また、新たな試みでひまわりネットワーク株式会社との産学連携プロジェクト活動の様子を360度カメラで撮影しました。スマートフォンでは画面を上下・左右に動かすと、３６０度の動画が視聴できます。
PCであれば動画をクリック＆ドラッグすると３６０度回転します。
授業の様子をぜひご覧ください。
■上原ゼミのFacebookより
https://ja-jp.facebook.com/ueharazemi/