追究

2022年04月08日

大塚ゼミ2年生が関東の大学とのディベート大会に挑戦。「優勝」という確かな成果を手にしました。

大塚ゼミ2年生が関東の大学とのディベート大会に挑戦。「優勝」という確かな成果を手にしました。

ビジネス学部 ビジネス学科 大塚ゼミ2年(2021年度)
今井 美希さん、國松 吏那さん、福田 梨果さん、葛谷 楓さん

他大学とのディベート大会に、ゼミの仲間と力を合わせて挑戦。

 ビジネス学部の大塚ゼミは、マーケティングが専門の大塚英揮先生のご指導のもと、学生が主体となって学修・研究に励むアクティブなゼミです。産学連携プロジェクトに活発に取り組むとともに、ディベートにも力を注いでいます。ディベートとは、あるテーマに対して肯定する「是側」と否定する「否側」にわかれ、互いに意見をぶつけ合う討論のこと。単なる言い争いではなく、客観的なデータや筋が通る論証の組み立てが欠かせません。
 私たち大塚ゼミの2年生9名は、2021年12月の「マーケティングゼミ対抗ディベート大会」に挑むため、9月から綿密な準備を進めました。この大会は毎年おこなわれ、愛知淑徳大学と、関東圏の大学が複数参加しています。今年度はコロナ禍のため規模を縮小してオンラインでの開催となり、東洋大学から6チーム、私たち大塚ゼミから2チームが出場しました。

大塚ゼミ2年生が関東の大学とのディベート大会に挑戦。「優勝」という確かな成果を手にしました。

大塚ゼミ2年生が関東の大学とのディベート大会に挑戦。「優勝」という確かな成果を手にしました。

妥協しないヒアリング調査やデータ分析で、説得力のある立論をめざす。

 今回、私たちが2チームにわかれて取り組んだのは、「飲食店がゴーストレストランという形式を取り入れるのは有効か否か」の是側と、「映画館に観客数は戻るか否か」の是側の立論でした。どちらのテーマも、コロナ禍で社会やビジネス、消費行動などがどう変化しているのか、実情を探る必要があります。そこで、業界動向に関する白書や専門書、先行研究の論文などを読むだけでなく、“生きたデータ”を自分たちで掴もうと動きました。ゴーストレストラン事業に参入した飲食店7店舗にヒアリングして、経営状況や展望などを調査。映画館に関しては、多様なエリアで幅広い年代の約100人にヒアリングし、テキストマイニングという分析手法で有益な情報を抽出しました。
 こうした地道な調査・研究を加速させたのは、ディベート大会に向けたゼミ内での練習試合がきっかけです。3年生の先輩方が否側の立論で対戦してくださったのですが、私たち2年生はまったく歯が立ちませんでした。立論に隙や甘さがあり、意見に説得力を持たせる証拠の少なさを痛感し「このままではいけない」とヒアリングや情報収集にいっそう尽力しました。大会本番に向けて対戦相手の立論や反論なども細かく想定し、自分たちの主張の根拠となるデータを揃え、多角的な分析や議論も徹底しておこないました。

大塚ゼミ2年生が関東の大学とのディベート大会に挑戦。「優勝」という確かな成果を手にしました。

大塚ゼミ2年生が関東の大学とのディベート大会に挑戦。「優勝」という確かな成果を手にしました。

みんなで勝ち取った「優勝」。今後の成長につなげたい。

 万全の準備で臨んだ、ディベート大会本番。それまで仲間と頑張ってきた日々が自信になり、一つひとつの意見を落ち着いて伝えることができました。東洋大学のチームからの反駁にも焦らず、自分たちの意見に優位性があることを主張。結果、私たちは2チームとも勝利をおさめ、大塚ゼミが優勝を手にすることができました。みんなで喜びや達成感をわかち合うとともに、支えてくださった大塚先生や先輩方、ヒアリング調査にご協力くださった方々への感謝の思いを強く感じました。
 コロナ禍で日頃の学修にも制限が少なくないなか、今回、大塚先生や東洋大学の先生方のおかげでチャレンジの機会をいただくことができました。他大学の学生とのディベートでは、自分たちとは異なる立論の組み立て方やプレゼンテーションの方法など学ぶことも多く、貴重な交流の場になったと思います。

 大塚ゼミに所属して、私たちは一歩ずつ前に進み、それぞれが自分自身の変化や成長を実感しています。次の春から後輩がゼミに入ってくるので、先輩にしていただいたように、私たちも後輩の挑戦を後押ししていきたいと考えています。これからも、仲間と切磋琢磨しながら産学連携プロジェクトなど何事にも全力を注いで、さまざまな学びや経験を積み重ねていきます。

大塚ゼミ2年生が関東の大学とのディベート大会に挑戦。「優勝」という確かな成果を手にしました。