追究

2022年09月14日

ジェンダー・女性学研究所主催 「自分らしいスーツの着こなし~就活・社会人生活のために~」

ジェンダー・女性学研究所主催 「自分らしいスーツの着こなし~就活・社会人生活のために~」

2022年7月1日 長久手キャンパス

オーダースーツを扱う「KASHIYAMA」より講師をお招きし、
「女性らしい・男性らしい」の枠を超えた「自分らしい」スーツの着こなしについて考えました。

 本学のジェンダー・女性学研究所は、「女らしさ・男らしさ」といった性による差別や、人権侵害について研究し、男女共同参画社会の実現のために尽くすことを目的としている研究施設です。学生たちは、ジェンダーや人権に関する活動に積極的に参加し、ジェンダー教育や女性学についての理解を深めています。

そんなジェンダー・女性学研究所が主催する講演会「自分らしいスーツの着こなし~就活・社会人生活のために~」が、2022年7月1日(金)に長久手キャンパスで開催されました。

ジェンダー・女性学研究所主催 「自分らしいスーツの着こなし~就活・社会人生活のために~」

 オーダースーツ専門店の「KASHIYAMA」より嘉地未佳氏をお招きし、「女性らしい・男性らしい」にとらわれず、「自分らしい・社会人らしい」というところに着眼点を置き、就活を控えた学生たちにスーツの着こなし方についてお話していただきました。

ジェンダー・女性学研究所主催 「自分らしいスーツの着こなし~就活・社会人生活のために~」

ジェンダー・女性学研究所主催 「自分らしいスーツの着こなし~就活・社会人生活のために~」

 まず嘉地氏は「メラビアンの法則」に基づき、人が他人とコミュニケーションを取るときに相手を判断する材料となる「視覚情報」「聴覚情報」「言語情報」の3つを説明しました。相手に好印象を与えるポイントとして、清潔感のある見た目や誠意のある話し方、周囲との調和を考慮した言葉の選び方などについて話した後、中でも一番重要であると言われている「視覚情報」をピックアップ。就活において見た目の印象を大きく左右する、スーツの着こなし方について話を進めました。

ジェンダー・女性学研究所主催 「自分らしいスーツの着こなし~就活・社会人生活のために~」

ジェンダー・女性学研究所主催 「自分らしいスーツの着こなし~就活・社会人生活のために~」

 最初にスーツの基本となるジャケットの着丈や袖丈、スカートやパンツの丈についての説明があり、学生たちは自分に合うスーツを着るために、嘉地氏のお話に耳を傾けながら熱心にメモを取っていました。スーツの基本を学んだ後は、ジャケットとボトムスの組み合わせや、スーツの色・素材が与える印象の違いへと話題が移ります。組み合わせや色によってやわらかい印象になったり、活動的なイメージになったりと、着る人の雰囲気が変化するスーツ。学生たちは「自分らしいスーツはどれだろう」と各々考えを巡らせました。嘉地氏は「自分に合ったサイズ選びをするとともに、素材やデザインで“自分らしさ”を表現してほしい」と学生たちに伝え、講演会は幕を閉じました。

 就活におけるスーツ選びでは「無難なもの」を意識する人が多い中で、「相手に好印象を与える、自分らしいスーツ」について考えるきっかけとなった今回の講演会。ジェンダー・女性学研究所では、ジェンダーをはじめとする多様性に向き合い、個性を輝かせることができる社会の実現を目指し、研究に励んでいきます。