追究

2022年10月03日

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

2022年8月24日(水)瀬戸市立にじの丘学園 学園会室(メイン会場)
瀬戸市内各小中特別支援学校(サテライト会場)

先生方の研修会に参加し、触れ合うことで、
多くの刺激をもらいました。

 8月24日(水)、瀬戸市立にじの丘学園の学園会室をメイン会場として「セト・ティーチャーズ・アカデミー2022」が開催されました。この研修会は毎年8月の20日前後に開催され、瀬戸市内の小学校・中学校・特別支援学校の全教職員が参加します。今回は、本学の文学部 教育学科の加藤智先生と、本学の学生3名がこの研修に参加しました。
 2021年からは新型コロナウイルス感染症の拡大により、メイン会場とサテライト会場をZoomで結ぶリモート形式での研修にリニューアル。新学習指導要領の趣旨である「主体的・対話的で深い学び」の実現のため、先生たちの研修も講演だけでなく参加型であることが求められています。そのため、今回はグループワークを積極的に取り入れた内容で展開されました。
 第一部は、にじの丘学園の先生方がメイン会場に集まり、市内の学校にはZoom形式で配信しました。加藤智先生が「総合的な学習の時間における探究的な学びのポイント」をテーマに講演し、札幌市立三角山小学校の渋谷一典校長が「探究的な学びの実現に向けた総合的な学習の時間の見直し」について語りながら、演習をおこないました。

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

 第二部は、各学校から2名の先生がメイン会場である瀬戸市立にじの丘学園 学園会室に集まり、「次年度に向けた総合的な学習の時間の見直しポイント」をテーマに、グループワークをおこないました。本学の学生も現役の先生方に交じってグループワークを体験しました。

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

 総合的な学習の時間を有意義に展開していくためには、どんなところに注目すればいいのか、またどのような手順を踏んで進行するとよいかなど、加藤先生、渋谷先生からコツや留意点をレクチャーしていただきました。受講する先生方は4、5名のグループに分かれ、その講義を聞きながら「せともの」をキーワードに単元展開の方向性などをディスカッションしました。学生たちも先生と一緒に意見交換をし、ときには自らの考え方を述べ、積極的に議論に参加していました。

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

 ディスカッション後はワールドカフェ方式(各グループを訪問し、一定時間が過ぎたらメンバーを入れ替え、対話を繰り返すコミュニケーション方法)で、先生方が他のグループを訪問し、その成果を聞いて回りました。

 先生方は自分たちとは違うせとものの捉え方や単元展開の方法を知ることで、総合的な学習の時間の可能性を実感していたようでした。
 加藤先生や渋谷先生も「せとものというキーワードは同じでも、やり方によってアウトプットの方法は無限に広がります。それが総合的な学習の時間のおもしろさです」とまとめました。

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

【学生コメント】

セト・ティーチャーズ・アカデミー2022

文学部 教育学科 3年
大嶽良真さん、井本千春さん、中川絢賀さん(2022年度)

 初めてこのような会に参加させていただきました。最初は緊張しましたが、初対面にも関わらず、先生方は温かく対応してくださり、とても嬉しかったです。実際のグループワークでは、大学で学生同士がおこなうものとは違う視点の意見をお聞きすることができ、とても勉強になりました。単元の組み方も授業の先の先まで考えておられ、さすが現役の先生は違うなと実感しました。この経験を今後の学びに生かしていきたいと思っています。