追究

2022年11月04日

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

2022年9月2日(金)愛知県知多郡 日間賀島

日間賀島で地引き網漁に挑戦。
小学校教員を目指す学生たちの確かな“経験”となりました。

 文学部 教育学科の加藤ゼミでは小中学校の科目である「生活科」「総合的な学習の時間」について研究しています。子供の生活を豊かにすることを目指す「生活科」や学校にいながら実社会や実生活の課題に取り組む「総合的な学習の時間」は、現在ではその存在や価値が社会に認知されてきていますが、一方でマンネリ化や教師の負担増加などさまざまな課題も。これらの課題を解決し、上記授業、ひいては学校教育全体の充実と発展を目指しています。加藤ゼミには小学校教員を目指す学生が多く在籍し、彼らはさまざまな活動を通して単なる“情報”や“知識”だけではない“経験”を培っています。

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

 2022年9月2日(金)加藤ゼミの3・4年生は愛知県知多郡の日間賀島で、地元の漁師さん協力のもとで地引き網漁を行いました。あらかじめ漁師さんに準備していただいた地引き網を3年生と4年生に分かれて一斉に引っ張りました。それぞれ6人ずつで引っ張りますが、かなり重たいようで苦戦している様子。それでも4年生を中心に声をかけあいながらなんとか陸まで引っ張り上げることに成功しました。網の中には数十匹の魚がおり、なかにはフグや鯛の姿も。ぴちぴちと跳ねる活きのいい魚に怖がる学生もいましたが、彼らにとっては貴重な経験になったようです。

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

 後半では学生が獲った魚と地元の方に用意していただいた食材を使用してバーベキューが始まりました。学生は自分たちで獲った魚が漁師さんによってさばかれ、それを食べることで、普段は体感しづらい「自分が生きるために命をいただく」という行為の意味を実感できたようにも見えます。
 加藤先生は今回の体験について「今の学生は地引き網だけでなく、生きている魚も触ったことがないという子が多いです。実際に体験したことが教員になったときに大きな武器になるので、学生のうちにそういった経験値を積ませたい」と語りました。

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

文学部 教育学科 加藤ゼミ 地引き網漁体験

 今回の活動の中で体験したことや感じたことが彼らの糧になり、将来子どもたちの成長をサポートできる教員への一歩につながることでしょう。本学では今後も学生にさまざまな体験の機会を提供し、感性や想像力が豊かな人材へと成長することを支援していきます。