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2022年11月08日

あいち国際女性映画祭2022 韓国映画「ギョンアの娘」上映会

あいち国際女性映画祭2022 韓国映画「ギョンアの娘」上映会

2022年9月8日(木)ウィルあいち

学生たちが韓国映画の字幕翻訳に挑戦。
1か月かけて手がけた字幕が大きなスクリーンに映し出されました。

 毎年、ウィルあいちで開催されるあいち国際女性映画祭は、世界各国の女性監督による作品および女性に注目した作品が揃う国内唯一の国際女性映画祭です。作品の上映だけでなく、監督や映画に携わったスタッフがゲストとして参加するトークイベントもあり、作品に込めた思いや社会問題に対するメッセージなどを知ることができます。

 2022年9月8日(木)、「字幕翻訳同好会」に所属する学生と卒業生が韓国映画「ギョンアの娘」の字幕翻訳に挑戦しました。字幕翻訳同好会は韓国アニメのフェスティバルや映画祭で上映される映画に日本語字幕をつける活動を行っており、監修はプロの翻訳家としても活躍している三重野聖愛先生。字幕翻訳同好会の学生たちは「ギョンアの娘」をシーンごとに分担し、三重野先生からアドバイスをいただきながら約1か月間、翻訳作業に取り組みました。字幕翻訳では観客にいかに分かりやすく伝えられるかが最大の肝。セリフ1秒当たりの⽂字数制限や、ひらがなや漢字といった日本語表記のバランス、他の学生が担当したシーンとの文体の統一など細かな点に配慮しながら作業を進めていきました。
 当日の上映では多くの観客がウィルあいちに足を運び、学生たちも会場で作品を鑑賞。緊張の面持ちで自分たちが手がけた日本語字幕と、それを見ている観客の反応を確認していましたが、上映後の学生たちは達成感にあふれた表情を浮かべていました。
 今回の経験によって彼らは自分たちの成長を実感し、翻訳への興味をさらに深めたことでしょう。本学では今後も語学スキルの活用と向上の機会を提供し続け、学生たちの歩みをサポートしていきます。

あいち国際女性映画祭2022 韓国映画「ギョンアの娘」上映会

あいち国際女性映画祭2022 韓国映画「ギョンアの娘」上映会

あいち国際女性映画祭2022 韓国映画「ギョンアの娘」上映会

あいち国際女性映画祭2022 韓国映画「ギョンアの娘」上映会

■映画祭終了後に学生にお話を伺いました

学生コメント

あいち国際女性映画祭2022 韓国映画「ギョンアの娘」上映会

交流文化学部 2年 松井 穂香さん(左)
交流文化学部 4年 鈴木 綾乃さん(右)

 今回、初めて字幕翻訳同好会として活動に参加させていただいて、翻訳にも初挑戦でした。不慣れなこともあって時間がかかってしまい、力不足な面もありましたが、先輩方の翻訳や三重野先生の添削を見て、学べることが多いと思いました。また今回の経験で翻訳作業の大変さと面白さを感じられたので、今後も取り組みに参加できたらいいなと思います。(松井さん)

 昨年に続き今年もあいち国際女性映画祭の作品を翻訳させていただきました。今年の作品も韓国独自の言い回しをどのように日本語に訳すかということや、決められた文字数でどのように表現するかなどが難しかったですが、翻訳した内容は昨年よりも自分が納得できるものになったので、1年間の成長を実感できました。しかしまだ完璧というわけではないので、韓国語だけでなく日本語の表現力や構成力なども磨いていき、語学力を総合的に高めていきたいと思っています。(鈴木さん)