追究

2022年11月15日

創造表現学部 宮田ゼミ 演習Ⅰb 愛知のナシ新品種「瑞月」について学ぶ

創造表現学部 宮田ゼミ 演習Ⅰb 愛知のナシ新品種「瑞月」について学ぶ

2022年9月27日(火) 長久手キャンパス アネックス

農業総合試験場の職員さまから、
愛知県の農業や新品種のナシ「瑞月」について
プレゼンテーションしていただきました。

 創造表現学部メディアプロデュース専攻の後期ゼミは、愛知県オリジナルのナシである「瑞月」の販売促進をテーマに、デザイン提案に向けたさまざまな考察をおこなっています。前回、8月19日(金)に愛知県長久手市にある愛知県農業総合試験場 本場へ訪れ、実際のナシ農園を見学。市場に出回る前の貴重な「瑞月」もいただき、各自持ち帰って試食をさせていただきました。今回は農業総合試験場の普及戦略部技術推進室の水谷さんと杉原さん、そして前回ご案内していただいた大野さんから愛知の農業全般と「瑞月」の開発についてプレゼンテーションしていただきました。

創造表現学部 宮田ゼミ 演習Ⅰb 愛知のナシ新品種「瑞月」について学ぶ

創造表現学部 宮田ゼミ 演習Ⅰb 愛知のナシ新品種「瑞月」について学ぶ

 前半は水谷さんから愛知県の農業についてのレクチャーを受けます。愛知県は日本国内でも農業県と言えるほど農業産出額の多い県であること(全国8位-2020年)、キャベツは面積・産出額ともに全国1位であることなど、データを紹介しながら野菜や米、花木などを紹介していただきました。さらに愛知県の果物においては、主要品目として温州ミカン、ブドウ、ナシなどがあり、柑橘系では「夕焼け姫」というミカンが愛知県のブランドとして知られていることも併せてご紹介いただきました。

創造表現学部 宮田ゼミ 演習Ⅰb 愛知のナシ新品種「瑞月」について学ぶ

創造表現学部 宮田ゼミ 演習Ⅰb 愛知のナシ新品種「瑞月」について学ぶ

 後半は大野さんから「瑞月」についての詳細を教えていただきました。ナシ栽培の1年間のスケジュールや愛知県で栽培されている主なナシの品種、栽培品種の構成、品種開発の行程などナシに関する多くの知識を伝えていただきました。また、収穫時期は品種ごとに異なるので、「瑞月」の収穫については、「幸水」の収穫が終わった後、「豊水」を収穫する間に収穫できる(8月中旬から下旬)ことから、作業が重ならないことや、樹勢が強く栽培しやすいことなど、多くのメリットをもっており、その分ナシ農家の期待も高いことなども教えていただきました。

創造表現学部 宮田ゼミ 演習Ⅰb 愛知のナシ新品種「瑞月」について学ぶ

創造表現学部 宮田ゼミ 演習Ⅰb 愛知のナシ新品種「瑞月」について学ぶ

 お二人のプレゼンテーションの後は、ご厚意で2015年に品種登録された「甘太」と青ナシで極早生の新品種「蒼月」を試食させていただきました。農業総合試験場の皆さんからはどちらのナシが好みだったか、日常的に果物を購入しているかなど、学生に質問するシーンも。「普段、皆さんのような年代の方に果物についてお聞きする機会が少ないので、皆さんの意見は大変参考になります」とおっしゃっていただきました。
 次回はナシのブランド化について、より消費者に近い立場からのプレゼンテーションをしていただく予定です。