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2022年11月15日

福祉貢献学部 まちづくり協議会・子育てグループ会議

福祉貢献学部 まちづくり協議会・子育てグループ会議

2022年9月24日(土)市が洞小学校区共生ステーション

福祉貢献学科の学生が地域の子育てコミュニティに参加。
自分たちの企画で子どもたちを楽しませ、地域活動にさらなる活気をもたらしています。

 福祉貢献学部の学生は、対象者を適切にサポートできるための総合的な判断力や行動力が求められます。まず身体・心理・社会などの基礎的知識を学修し、その上で対応や理解、考察、反省を循環する実践的を学び、福祉業界で多様に活躍できる人材へと成長していきます。
 福祉貢献学部の実践的な学びをさらに深めるために2018年から開講されたのが、中村弘佳先生が指導されている「コミュニティ・アクティブ・ラーニング」。この授業は座学が基本の演習と実際にコミュニティと携わる実習に分かれており、実習では学生が地域コミュニティに参加しています。開講当初から長久手市のまちづくり協議会と協働して地域課題の解決を目的に活動しており、今回は市が洞小学校区の子育てグループの定例会に参加しました。定期的におこなわれている地域の子どもたち向けイベントの企画運営に学生が携わり、地域活性化や子どもとの接し方について学んでいきます。その中で学生は4つの企画を考案し、「つながるプラザ」という1つの施策にまとめ上げました。その一環として、これまでに小学校の学級旗の作成や夏祭りの射的ブースの運営を担当。子育てグループが実施している定例会にも参加しており、今回は今後の活動について発表しました。

福祉貢献学部 まちづくり協議会・子育てグループ会議

福祉貢献学部 まちづくり協議会・子育てグループ会議

 定例会では8月28日(日)におこなわれた夏祭りの振り返りや、今後のイベントについて話し合いがおこなわれました。学生たちは、夏祭りは大盛況で終えることができましたが、景品の数やブースの看板設置など改善の余地があることを報告。夏祭りに参加した学生は「子どもたちが私たちの仕事を手伝ってくれたことがありました。学生だけでなく子どもたちにも運営側を担当してもらうことで、新しい楽しみや学びにつながるのではと思いました」と、イベントでの経験をもとにアイデアを提案しました。それを聞いた子育てグループの方々は「それもいいかもしれませんね」と前向きに検討してくださいました。また11月27日(日)に開催される共生ステーション祭りでは、つながるプラザの1つ・フリーマーケットを実施予定。学生たちは約1か月後に開かれる次回定例会までに、子どもたちが主体的に参加できるフリーマーケットの企画を練っていくことに決まりました。

福祉貢献学部 まちづくり協議会・子育てグループ会議

福祉貢献学部 まちづくり協議会・子育てグループ会議

 子育てグループの皆さんからは、学生が参加することに対して「すごく雰囲気が明るくなりました。若いエネルギーでグループ活動が活性化しました。彼らの柔軟な発想や主体的に動いてくれることに大助かりしています」と嬉しいコメントをいただきました。また「真面目な学生が多く、丁寧に対応してくれるので、今後も引き続き参加してほしいです」とのお言葉も。本学の学生との長期的な関係性を期待してくださっています。

福祉貢献学部 まちづくり協議会・子育てグループ会議

福祉貢献学部 まちづくり協議会・子育てグループ会議

 「コミュニティ・アクティブ・ラーニング」を受講している学生は、これまでの活動に対して「実際に子どもたちやその親御さんと関わることで、子どもがどんなことに興味を示して、どうしたら楽しんでくれるかを学べたので、とても勉強になりました。また自分たちが考えた企画で子どもたちが盛り上がってくれたので、私たちも楽しみながら取り組むことができました」と、現場でしか体験できないやりがいや楽しさを感じ取ることができたようです。
 福祉貢献学部の根幹ともいえる実践的な学習を経て、社会福祉に対する理解と興味を深めていったことでしょう。本学では今後も学生たちに地域とつながる機会を提供し、社会貢献と並行して彼らの成長を後押ししていきます。