追究

2022年12月12日

健康栄養学科 小久保ゼミ×明治 チョコレシピ考案

健康栄養学科 小久保ゼミ×明治 チョコレシピ考案

2022年10月12日(水)長久手キャンパス 12号棟2階臨床栄養実習室

バレンタインに向けて「meiji」との
チョコレートレシピ開発プロジェクトに取り組みます。

 医療や健康づくりを「食」と「栄養」から科学的かつ総合的に考え、行動できる管理栄養士の育成をめざす健康医療科学部 健康栄養学科。これまで病院内レストランで提供するオリジナルレシピの考案、小学生を対象とした親子食育教室など、多様な連携活動をしてきました。

 今回は株式会社明治様との産学連携により、バレンタインデーに合わせたオリジナルチョコレシピを考案するプロジェクトです。参加した学生は、小久保友貴先生のゼミと健康栄養学会に所属する10名。10月12日に株式会社明治様によるプロジェクト概要と「カカオについてのセミナー」が開催され、12月までにレシピを考案。2月のバレンタインデー前に、量販店での展開を予定しています。

健康栄養学科 小久保ゼミ×明治 チョコレシピ考案

健康栄養学科 小久保ゼミ×明治 チョコレシピ考案

 セミナーの前半では、チョコレートについての基本情報として、1日の消費量や、素材であるカカオについて歴史や代表的な品種などを紹介。またチョコができるまでの流れとして、産地、実のなり方、発酵のさせ方、風味の出し方といった前提から、チョコの種類や具体的な製造方法など、食品としてチョコレートについて勉強していきました。
 実際のレシピ考案にあたって必要となる考え方も教えていただき、学生にとっては今回のプロジェクト以外にも応用できる貴重な学びとなりました。例えば「チョコが持たれているイメージ」。日本と海外での違いや、チョコを敬遠している人たちが持っているネガティブなポイントと、それを覆すために食品業界が取り組んできた高カカオへの注目などトレンドについても紹介していただきました。

健康栄養学科 小久保ゼミ×明治 チョコレシピ考案

健康栄養学科 小久保ゼミ×明治 チョコレシピ考案

 セミナーの後半は、3つのグループに分かれてレシピ考案の打ち合わせがスタート。株式会社明治様からは、「一般家庭でも作れるものにする」といった条件に加えて、「ターゲットや使用するシチュエーションを考える」「栄養素やPRポイントも考える」といった、レシピ考案におけるポイントを教えていただきました。目指すのは“美味しい+αの価値”のあるレシピです。

 今後は学生グループで基本的なレシピを考え、試作品を完成。株式会社明治様へのプレゼンテーションを経て、実際のレシピとしての展開を目標にしていきます。柔軟な発想を求められている学生たちによって、どんなレシピが生まれるのか。そして実際のお客様がどのように反応するのか。参加学生たちの表情から、自分たちが考えたレシピが実際の商品になるという期待感が溢れる、印象的なセミナーとなりました。