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2023年02月27日

ビジネス学部Bilingual Internship 事前研修 グローバル人材育成講演会 (株式会社高津製作所、KYB株式会社)

ビジネス学部Bilingual Internship 事前研修    グローバル人材育成講演会   (株式会社高津製作所、KYB株式会社)

2022年12月7日(水)、14日(水) 星が丘キャンパス1号館15C教室

グローバルで活躍する企業のキーパーソンから
世界視点でのビジネスを語っていただきました。

 本学のビジネス学部 グローバルビジネス専攻は、日本語と英語のバイリンガルでグローバルなビジネスの現場に必要な専門知識を学んでいます。経済学、商学、会計学、経営学をベースにしながら、国際金融や国際政治経済事情、ビジネス英語を中心に学修します。
 3年次には、グローバルに展開している国内外の企業でインターンシップを経験し、実践力も磨いていきます。このインターンシップは「Bilingual Internship」と呼ばれ、事前研修・本番・成果報告会の3つの要素で構成。今年からは事前研修としてグローバルビジネスに関連する企業のキーパーソンをお招きし、グローバルビジネスの魅力などを語っていただくことになりました。今回は11月におこなわれた株式会社ブライセン、株式会社ハヤカワカンパニーのレポートに引き続き、株式会社高津製作所、KYB株式会社の講演会をご紹介します。

●2022年12月7日(水)
「Explore the Global Business with TAKATSU~世界を切りひらいてきたタカツパーソンが眺めてきた景色とは~」
株式会社高津製作所(ゲストスピーカー:代表取締役社長 髙津 晋一 様、執行役員 経営企画本部長 宮路 照久 様、執行役員 総務部長 伊藤 祐士 様、人事戦略室 本田 響子 様)

ビジネス学部Bilingual Internship 事前研修 グローバル人材育成講演会   (株式会社高津製作所、KYB株式会社)

ビジネス学部Bilingual

 株式会社高津製作所(以下、高津製作所)は、1927年に創業した会社で名古屋市港区に本社を置いています。主に自動車のフォルムを決定づける外板のプレス金型設備やヘミング(曲げ)加工設備などを製作しているインフラメーカー。アメリカ・中国・タイ・ベトナムに拠点を持ち、世界各国の自動車メーカーと直接取引しているグローバル企業でもあります。当日はゲストスピーカー4名にそれぞれの視点から語っていただきました。

 はじめに、外国語学部を卒業された人事戦略室の本田様から高津製作所の強み、ミッション、CSRなどの概要をお話しいただきました。まもなく創業 100 年を迎える高津製作所は、次なる 200年企業を目指して今後も地球環境に配慮し、国内外で安心安全な社会の実現に技術で貢献し続けていくことを強く語られました。

ビジネス学部Bilingual Internship 事前研修 グローバル人材育成講演会   (株式会社高津製作所、KYB株式会社)

 2番目の講演者である髙津社長はご自身の経歴を紹介しつつ、経営者視点でのグローバルビジネスについて語っていただきました。大切なのは、目標を達成するために戦略と戦術をしっかりと立てること。また「働きアリの法則」(よく働くアリが全体の2割、普通に働くアリが6割、働かないアリが2割)を例に出して、普通に働いている6割の社員をいかに巻き込み、モチベーションを上げるかがポイントだと話されました。さらにグローバルで働くためには、歴史・文化、宗教の知識のみならず、それらを応用する力が大切であり、学生の皆さんにもその力を身に付けてほしいとエールを送られました。

ビジネス学部Bilingual Internship 事前研修 グローバル人材育成講演会   (株式会社高津製作所、KYB株式会社)

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 3番目の講演者である伊藤様からは、海外の日系企業に勤務した経験談をお話しいただきました。伊藤様は高津製作所に入社される以前は、ニューヨーク、ロンドン、ドバイで金融関係の仕事をされていました。ニューヨークで出会ったアメリカ人の自己主張の強さやロンドンで直面したLibor(ロンドン銀行間取引金利不正操作)問題、ドバイで経験した日本とは桁違いな大きさのビジネススケールなど、数々の興味深いエピソードを紹介。海外で働いていた経験からグローバルビジネスパーソンとして活躍するためには、好奇心や挑戦心、リスク管理、日本の常識を疑う気持ちが必要だとまとめられました。
 最後に登壇された宮路様は、海外の外国籍企業からみた日本や日本人について話していただきました。冒頭、サッカーワールドカップの話題から「決勝リーグに負けたら後がない」と考えるのが日本的。「勝ったら次がある」と考えるのがグローバル的な考え方だと述べられました。その後、「海外で就業した理由」や「現地企業からみた日本人雇用のメリットの乏しさ」「成果主義を感じるアメリカでの経験」など、ご自身の経験から紡ぎ出した金言を教えていただきました。学生に向けて大切なこととして「知ろうとするのではなく、考える」、「自己完結できる能力を身に付ける」、「自分は何者で、何がしたいのかを突き詰める」とアドバイスをいただきました。

●12月14日(水)
「OEMビジネスだけに依存しない自動車部品メーカーの生き方」
KYB株式会社(ゲストスピーカー:総務人事本部 人事企画部 部長 北畠隆様)

ビジネス学部Bilingual Internship 事前研修 グローバル人材育成講演会   (株式会社高津製作所、KYB株式会社)

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 12月14日(水)は、KYB株式会社(通称名:カヤバ株式会社 以下、カヤバ)から人事企画部長の北畠様をお招きし、講演していただきました。カヤバは1919年に創業した油圧システム製品を製造している会社。その分野は自動車、鉄道車両、航空機、建設機械、産業機械など多岐にわたります。
 講演の冒頭、北畠様はカヤバの歴史や独立系企業であることなどの特徴、事業領域についてご説明や、ご自身の略歴としてドイツやアメリカで仕事をしてきた経験があることをお話ししていただきました。学生はカヤバの製品に馴染みがないだろうと配慮してくださり、一番よく目にするのは「コンクリートミキサー車」ではないかと言及。「荷台に載せられている回転ドラムのシステムの多くは、うちの製品です」と教えていただきました。そして自動車の足回りに使用されるショックアブソーバーは国内外ともトップクラスのシェアとなっています。グローバル企業としてヨーロッパ、アメリカ、東南アジア23か国に拠点を持っていることにも触れていただきました。

ビジネス学部Bilingual Internship 事前研修 グローバル人材育成講演会   (株式会社高津製作所、KYB株式会社)

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 カヤバの大きな特長として講演の本題にもある「OEMビジネスだけに依存しない」ことについても詳しくお話ししていただきました。カヤバ製品の多くはメーカーのOEMとして製品に組み込まれていますが、それだけではなく、カヤバブランドとして製品を独自に市販している面もあります。OEMと市販を両立させるビジネスモデルによって、双方の弱点を補完しあう関係性を構築でき、しっかりとしたリスクヘッジができていると主張。これがカヤバの世界的な成長を支えている大きな要因であると述べられました。
 その後、ご自身がドイツやアメリカで駐在した際のエピソードを紹介。特にアメリカでの経験として、競合と戦うためには、常に最新の市場情報をキャッチし、迅速に対応することが重要だとお話ししていただきました。また、世界的に広がった新型コロナウィルス感染症で売り方が変わったと言い「例えば、ご飯を食べるときに私たちがお店に訪問していたのが、コロナ禍によって食べ物を自宅に届けてくれるビジネスが生まれた」と分析。今後の市販ビジネスはこのような変化やお客様からの声を聞き、柔軟に対応していくことがカギになると締めくられました。

 グローバルで活躍する企業の方々から、様々なお話を伺うことができたBilingual Internship事前研修グローバル人材育成講演会。講演会から学んだことを生かして、学生たちは今後、春休み期間中の約1か月間、グローバルに事業を展開している国内外の企業でインターンシップをおこないます。ビジネス学部ではこれからも、学生の自信と成長につながるサポートをしていきます。