追究

2023年07月25日

交流文化学部 コリアン・エクスパート・3ゼミ合同交流会

2023年6月3日(土)国際交流会館(アイハウス)

韓国・朝鮮語を専攻するコリアン・エクスパートの3つのゼミが合同で、
韓国で働く卒業生との対話や、
韓国人留学生との昼食づくり・レクリエーションの
イベントを開催。

 愛知淑徳大学の交流文化学部は、「国籍や文化を超え、さまざまな価値観を認め合う、多文化の共生に貢献できる人材を育てる」ための学びを提供しています。学生は入学時からランゲージ専攻と国際交流・観光専攻とに分かれており、2年時からは専攻ごとの各ゼミナールに所属。ランゲージ専攻では、さらに英語、中国語、韓国・朝鮮語、日本語教育に分かれ、それぞれ専門的に学ぶことができます。

 6月3日(土)に長久手キャンパスの国際交流会館(アイハウス)で開催されたのは、韓国・朝鮮語を専門とするコリアン・エクスパートの3つのゼミの学生たちが一堂に集まる合同交流会。昨年度までは2つのゼミでしたが、コリアン・エクスパートコースを選択する学生数が増えたこともあり、今年度からはゼミが3つに増加。同じ領域で学ぶ学生同士の交流の機会を生み出すことをねらいに、ゼミ担当の曺(チョ)先生、李(イ)先生、柳(リュウ)先生と学生たちみんなの思いで企画・実現した交流会です。

 当日の交流会は、10時から16時30分まで開催されました。開会のあいさつに続いて、午前中は韓国在住の卒業生たちとの対話の時間に。韓国の物品を日本に輸出するビジネスをしている先輩、韓国の大学で日本語教員をしている先輩、韓国の大学院で日韓通訳を専攻している先輩がオンラインで参加。愛知淑徳大学の在学生時代の話や韓国在住に至った経緯、海外で働いたり学ぶための大切なことを、それぞれの立場から話していただきました。学生からは「今の韓国では何が流行しているか?」といった、韓国の最新事情に対する質問も出るなど、気さくな先輩たちによる体験談に興味津々でした。学生たちは、「韓国語を学びながらも、韓国に住みながら働くことについてはあまりイメージできなかった。これからは将来の選択肢として考えたい」「韓国留学を計画しているが、留学のために必要なこと、そして留学中に学校の勉強以外に学べることなどについて知ることができた」といった感想を持ち、自分の将来展望につなげる機会にしていました。

 昼食の時間からは、韓国からの留学生も参加。4つの班に分かれ、冷麺やチヂミ、韓国餅や半平を使ったピリ辛料理のトッポギなどを作り、みんなで食べました。韓国語を使いながら調理も分担し、好きなアイドルの話で盛り上がるなど、友人としての関係性も深まったようです。

 午後はゼミ対抗ドッチボール大会がおこなわれ、普段とは違ったコミュニケーションによって、同じゼミの学生同士の一体感も生まれました。コリアン・エクスパートを選んだ学生たちが韓国に興味を持ったきっかけは、「K-POP」「韓流ドラマ」「韓国のエッセー」などのようで、休憩中には共通の趣味の話題で大盛り上がり。「ゼミのグループディスカッションでも遠慮なく話せそう」「留学に興味のある仲間と一緒に情報収集したい」といった感想が出るなど、普段の学びにもプラスになる交流イベントになりました。