追究

2024年03月13日

健康栄養学科 給食経営管理実習 学食メニュー考案

2023年度 後期

学生が考案したクリスマスレシピが学食で提供。
健康的で旨味あふれる料理が多くの人を満足させました。

 健康栄養学科では、医療や福祉、行政機関などさまざまな環境で活躍できる管理栄養士を育成しています。実践的な科目が充実しており、授業で身につけた健康に関する専門知識やスキルをアウトプットし、自分の成長や改善点を発見しやすいのが特徴です。実際に献立を考案することもあり、「給食経営管理実習」の授業では、本学科の学生が大量調理のための献立を作成・調理し、100食の提供に挑戦。そして2023年12月には、学生が授業内で考案したメニューの一部が本学の学食で提供されました。

 今回提供されたのは「タンドリーチキン」と「ミネストローネ」の2品。タンドリーチキンはヨーグルトに漬け込んで柔らかくした鶏肉をカレー風味に仕上げています。食塩などをあまり使用していないため塩分が控えめでありながらも、鶏肉やカレーの旨味をしっかりと感じられるようになっています。玉ねぎやキャベツなど野菜がたっぷり入ったミネストローネは栄養満点の一品。メニューを考案した学生は「トマト缶ではなくトマトジュースを使用しています。また酸味が少し強く感じたので、砂糖や粉チーズを加えて、まろやかな味わいになるように工夫しました」と語り、学生たちは試行錯誤しながらメニューを完成させました。

 栄養価の調整やコストなど、改善の余地はまだあるようですが、食欲をそそられる盛り付けや、健康的かつおいしい味わいは多くの人から好評を博しました。このように自分たちの考えたメニューでさまざまな人に喜んでもらえた経験は、学生たちに大きな自信と達成感をもたらしたことでしょう。