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2016年01月28日

第10回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

第10回 愛知淑徳大学 中国語スピーチコンテスト

平成27年12月11日(金) 星が丘キャンパス 55A教室

日頃の中国語学習の成果を学生たちが披露。
留学の経験や恩師との出会いなど、堂々と語りました。

 今年で10回目の節目の大会となった愛知淑徳大学の中国語スピーチコンテスト。交流文化学部に在籍する学生が中心となって日頃の学修の成果を披露する行事です。12月11日(金)に開催した今年の大会には、16名の応募者から選抜された10名の学生が参加し、中国語学習にかける思いや天津短期留学での経験、1年間の長期留学での思い出など、学生たちが自ら考え、作成した中国語の原稿を、身振り手振りを交えながらスピーチしました。さらに中国領事館の職員が特別審査員として参加し、中国領事館で働く卒業生、山田英里さんがゲストスピーカーとして登壇。在学中中国語学習に力を入れ、来年度から社会人として活躍する4年生の2名とともに、日本語で中国語学習を通じて身についた力や自分自身の成長などを、経験談を交えながら語りました。さらに、毎年夏に実施している天津短期留学の様子をまとめたDVDの上映や学生たちによる中国語の劇も披露され、大会を盛り上げました。

 そして、厳正な審査の結果、最優秀賞に輝いたのは4年生の伊藤実彩さん。1年間の中国・大連での留学を終えて日本へ帰国する際、台風の影響でフライトが欠航になり、そのトラブルがきっかけで新たな友情が芽生えたことを表現豊かに語ったことが評価されました。表彰状を受け取るときには、会場に詰めかけた多くの学生たちから惜しみない拍手が贈られ、その熱気から、大会を観戦した学生たちにとっても有意義な時間であったことがうかがえました。大会を観戦した学生にとっても、大会に参加したスピーチ発表者にとっても、中国語学習の意欲向上につながるこのスピーチコンテストは、学生や教職員の手によってこれからも大切に受け継がれていくことでしょう。

《最優秀賞》交流文化学部 交流文化学科 4年 伊藤 実彩さん

 1年間の留学を終え、自分の中国語の力がどれほど伸びたのか、力試しをしたいと思っていました。そして、留学で磨いたスキルを向上させ続けたいと、スピーチコンテストへの出場を決意しました。練習は1ヶ月前からスタート。国交際流センターが企画してくださったスピーチコンテスト出場者向けの練習会を活用して準備をしてきました。練習会では中国人留学生の方とマンツーマンで発音を磨き、さらに通学時や家でのリラックスタイムなど、いつでも原稿を復唱して徹底的に原稿を覚えこみました。そして前日は家族の前でリハーサルも。今日、素晴らしい結果を得られたのは、支えてくれた多くの先生、中国人の友だち、家族の支えがあったからです。感謝の気持ちを忘れず、さらに中国語のスキルを磨いていきたいと思います。

外国語教育部門 董 梅香先生からのメッセージ

 中国語スピーチコンテストを10年間続けてこられたこと、サポートしてくださった国際交流センターの職員、中国語を担当している教員のみなさまには感謝の気持ちでいっぱいです。今日、学生たちが堂々とスピーチする姿を見て、胸が熱くなりました。学生たちにはこのスピーチコンテストを通して中国語のスキルアップはもちろん、自分の考えを大勢の前で自由に堂々と表現する力を身につけてほしいと思います。さらに、今日ゼロから中国語を学んできた学生たちが自信を持ってスピーチをしたことは、会場に集った学生にとっても、もっと中国語を勉強したいと向学心を刺激する、良いきっかけとなったことでしょう。双方にとって有意義なこのコンテストを、これからも育てていきたいと思います。