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2016年03月01日

福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻 音楽・身体表現発表会

福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻 音楽・身体表現発表会

平成28年1月13日(水) 長久手キャンパス ミニシアター

仲間と共に音楽劇を創りあげ、
保育者に必要な表現力と協調性を磨きました。

 多様化する現代の保育ニーズに応えうる「福祉の視点を持ち合わせた保育者」をめざし、日々学んでいる福祉貢献学科 子ども福祉専攻の学生たち。保育者として求められる力のひとつに「表現力」が挙げられます。子どもが身体を使って自ら「踊ってみたい!」「歌ってみたい!」と思えるように導く力はもちろん、保育者として自分自身が身体を使った表現の楽しさや可能性を知っていることが大切です。

 子ども福祉専攻には数々の身体表現を磨く授業が用意されています。そのうちのひとつ、松田秀子先生が担当する「保育内容 身体的表現(A・B)」の授業では、幼児の身体表現の特徴や感情の表現を理解します。また松下伸也先生が担当する「保育内容 音楽的表現Ⅱ」の授業では、歌や踊りなど保育者に必要な音楽能力を修得します。共に2年次後期の授業ですが、今回はこの2つの科目を履修する学生が一緒になって、音楽劇を創りあげました。準備期間は約3カ月。学生たちは2つのチームに分かれて、既存の音楽劇である『見習い魔女の冒険 シンデレラをお手伝い!』と『ふしぎの国のアリス』を創りあげました。セリフ回しや演技を中心に指導をした松田先生は「表現の仕方は一人ひとり異なります。だからこそ、仲間と一緒に音楽劇を創り上げていく中で、学生たちは友だちの表現と自分の表現の違いを見つけ、その上で、自分だけの表現方法を見つけることができたのではないかと思います」とコメント。歌の指導を担当した松下先生も「アンサンブルもまさに、相手を意識して受け入れることからスタートします。学生たちはこのプロジェクトを通じて、協調性を磨いたことでしょう」と語りました。

 長久手キャンパスのミニシアターで迎えた本番では、学生たちは練習の成果を発揮し、のびのびと自分らしく演じました。『見習い魔女の冒険 シンデレラをお手伝い!』では、学生たちは息のあった集団ダンスを披露。また伸びやかな歌声で会場を沸かせました。後半は『ふしぎの国のアリス』。個性豊かなキャラクターをキャスト陣は役になりきって堂々と演技し、観客をファンタジーの世界へとひきこみました。学生たちは授業の成果を観客の前で披露する経験を通じ、保育者に欠かせない、人に何かを伝えることの楽しさや面白さ、仲間と協力することの大切さを学び取ったことでしょう。