追究

2016年03月01日

第3回 メディア表現コース 卒業プロジェクト展

第3回 メディア表現コース 卒業プロジェクト展

平成28年1月19日(火)~24日(日) 愛知芸術文化センター 12階 アートスペースG・H室

メディア表現の可能性に挑んだ、卒業プロジェクト。
その集大成として学外展を開催し、表現力と想像力の豊かさを伝えました。

 「有用な情報を視覚的表現によって確実に伝達する」という目標を掲げるメディアプロデュース学部メディア表現コース(2013年度入学生よりメディアコミュニケーション専修)では、多彩な表現の知識・技術を学びます。学生たちは自らの個性や感性を仲間と互いに磨き合いながら、現代社会にあふれるさまざまな事象の本質を見抜く視点、情報を的確な手法で発信する表現力、新たなメディア文化を生み出す創造力などを、理論と実践の両輪で高めていきます。

 こうした4年間の学修を経て、卒業プロジェクトに一人ひとりが打ち込み、集大成となる論文・作品を仕上げます。その成果を学外で披露する「卒業プロジェクト展」が、今年度も愛知芸術文化センターで開催されました。
 会期は1月19日(火)から24日(日)までの6日間。メディア表現コース卒業プロジェクト展実行委員会の学生14人が中心となって企画・準備に励み、学生有志の84人が出品しました。「論文」「映像」「平面」「プロダクト」「ブック」「造形」「サウンド」「写真」の8ジャンルにわけて展示。作品一つひとつから、メディア表現を追究した学生たちの熱意があふれ、訪れた人々の心を惹きつけていました。

論文(19編)

国内外の映画作品や映画監督などについて、独自の視点から分析・考察しました。

映像(16作品)

「音楽」「運転」「対談」「SNS」「仕事」など多彩なテーマの作品を上映。

平面(4作品)

手話を学ぶかるた、東海三県を知るすごろくなど、触れて楽しむ作品を展示しました。

プロダクト(5作品)

オリジナルキャラクターのグッズ、理想の手帳など、個性が光る作品が集合。

ブック(10作品)

絵本、マンガ、地域情報誌、写真集など、読み応え十分な作品が揃いました。

造形(3作品)

自分と向き合った作品、子ども対象の擬態語辞典など、作り手の熱意が伝わる作品群。

サウンド(15作品)

童謡のような曲、感情を表現した曲など、多様な音の世界が広がりました。

写真(12作品)

地元のまち、自分の日常、相手の表情など、さまざまな一瞬を捉えました。

メディア表現コース卒業プロジェクト展実行委員会

メディアプロデュース学部 メディア表現コース
4年 水谷雅さん、渡邉真生さん

 私たちはメディア表現コース3期生。卒業プロジェクト展を1期生、2期生の先輩から引き継ぎ、委員会メンバーをはじめ多くの仲間と協力して、企画や設営、運営に励みました。一人ひとりの作品の魅力が最大限に活きるレイアウト、作品が見やすい展示台の形状などにこだわり、何度も話し合いを重ねて会場づくりに全力を注ぎました。普段は個人制作が多いため、「みんなの展示会」をチームで創り上げることができ、協働の難しさ、楽しさを学ぶ貴重な経験になりました。今後、来年、再来年とこの卒業プロジェクト展が発展していくように、会場図面や展示の写真、タイムスケジュール、発生したトラブルとその対処法などを参考資料としてまとめる予定です。私たちが仲間と分かち合った達成感や感動を、後輩たちにも味わってもらいたいと願っています。