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2016年03月14日

メディアプロデュース学部 坂倉ゼミ 3年成果発表展「写真と映像の作品展 paragraph」

メディアプロデュース学部 坂倉ゼミ 3年成果発表展「写真と映像の作品展 paragraph」

平成28年2月11日(木)~14日(日) 常滑ギャラリー rin'

一瞬の風景や時間、空間を切り取った写真の数々。
ゆかりのある常滑で、坂倉ゼミが展覧会を開きました。

 2月11日(木)~14日(日)の4日間、常滑ギャラリー rin'で、メディアプロデュース学部 坂倉ゼミの3年生が展覧会を開きました。この展覧会は、1年間のゼミ活動の集大成として、学生たちがつくりあげた発表の場です。学生たちは秋ごろから準備を開始。19人のメンバー一人ひとりが写真作品のテーマを掲げ、ゼミの授業内で発表することから始めました。具体的に写したい対象や表現したい手法などを作品づくりのコンセプトを固めたあと、撮影をスタート。展覧会開始の2カ月前から本格的に会場づくりに取り掛かり、会場のレイアウトを考えることはもちろん、フライヤーをつくって広報活動をしたり、協賛を集めたり、展覧会の準備に力を注ぎました。前日には作品を展示するボードをつくり、ゼミ生一丸となってセッティング。学生たちの思いが詰まった展示会場が完成しました。会場内には、パネルに引きのばした渾身の写真作品一枚と、作品をまとめたリーフレットを展示。リーフレットは来場者が自由に手に取れるようになっていて、焼き物と共に歩んできた常滑の歴史を色濃く残す会場の独特の雰囲気も手伝い、とても居心地の良い空間がうまれました。地域に溶け込みながら制作活動を続ける坂倉ゼミの学生たちにとって、次のステップへとつながる確かな一歩となったことでしょう。

メディアプロデュース学部 メディアプロデュース学科
3年 太田 有紀さん

 常滑フィールド・トリップへの参加など、展示会を開いたことはありましたが、自分たちが主催者となってゼロからイベントをつくりあげるのは、はじめての経験でした。協賛していただける方を募ったり、作品のレイアウトをどのようにするのか考えたり、展示会を開くまでにさまざまな準備に取り組む中で、その大変さを知るのと同時に多くの方々に支えられてようやくひとつの作品展ができあがることを実感しました。支えのひとつに、会場となった常滑に住む地元の方々の存在があります。その方々に展示会を通じて「自分たちが住む街で学生たちがこんなことに取り組んでいるんだ」と知っていただきたい、そして感謝の気持ちを伝えたい。そんな思いでいっぱいです。