追究

2016年03月29日

企業や自治体と共に課題解決に取り組み、名古屋マーケティングインカレでその成果を発表しました。

企業や自治体と共に課題解決に取り組み、名古屋マーケティングインカレでその成果を発表しました。

ビジネス学部 大塚ゼミナール
ビジネス学部 ビジネス学科3年(2015年度)
チームゆるちゃんず
石川莉奈さん、岡田唯さん、西村美紅さん
チームとまこーん
井戸田 彩さん、亀井 裕貴子さん、神田成美さん、山本歩実さん

 私たちが所属する大塚ゼミでは、学内外で多くの実践を重ね、ビジネスや社会について学んでいくことが特徴です。プレゼンテーション、ディベート、学内外の他のゼミとの討論会、他大学とのディベート大会、産学連携プロジェクト...。さまざまな手法で、世の中のものが売れる仕組みや企業が発展していく方法など、ビジネスの真髄に迫ろうとしています。すべてのプロジェクトに共通していることは、私たちが主体的に活動し、社会のなかで多くの人と関わりながらプロジェクトを進めていくことです。いくつものプロジェクトや研究を同時に進めていく中で、仲間と共に学びあうことの素晴らしさを実感しています。

 その中のプロジェクトのひとつが、2年生の12月から約1年かけて取り組んだ「産学連携プロジェクト」です。私たちの同期が3~4人のグループに分かれ、企業や自治体と共に、実社会の課題解決に挑みました。普段の活動の多くは短期間のものがほとんどで、たとえばディベートは、「是」か「否」か、あらかじめ主張すべきゴールが決められています。それに比べて今回の産学連携プロジェクトは、現在進行形で起こっている課題を取り上げていて、答えがあるわけではありません。それに、多くの人が関わるので、責任も重大でした。そのため、心がけたのは「ご協力いただく自治体や企業の方々への感謝の気持ちをどんな時でも持ち続ける」こと。ゼミ生全員が共通認識を持ちながら、アンケート調査やヒアリング調査、イベントの企画・運営に取り組むことができたと思います。
 このプロジェクトの成果を発表する機会が、2015年12月に訪れました。「名古屋マーケティングインカレ」です。愛知県内の6つの大学が参加し、マーケティングをテーマにした日頃の研究成果を発表しあう討論会です。午前中はブロックごとに予選がおこなわれ、大塚ゼミからは2チームが決勝に進みました。決勝では企業の方々の前で何度もプレゼンテーションをしてきた経験を存分に発揮して、自分たちのプロジェクトの魅力を伝えることができました。結果は2つのチームそれぞれ最優秀賞と優秀賞を獲得。ゼミ生みんなで喜びを分かち合いました。
 産学連携プロジェクトを通じて、社会の人々と心を開いて関わり合い、対話していくことの大切さを知り、自らの力で問題解決の方法を探って突き進んでいく力を磨くことができたと感じています。これからも大塚ゼミが大切にしている「地道にこつこつ、最後まで諦めない姿勢」で、相手の心に響くマーケティングをめざして、自らを磨いていきたいと思います。

チームゆるちゃんず

愛知県の自治体との共同研究
「ご当地キャラクターを合理的な政策にするためには」

 自治体の政策において、ゆるキャラをどのように活用することができるのか。「ゆるキャラ」の実態を知りたいと、愛知県内のすべての市町村にヒアリング調査をして、生の声を集めていきました。そして、ゆるキャラの新たな活用法を稲沢市や東郷町、江南市などに提案。たとえば江南市に対しては、江南市のゆるキャラを登場させた防災ビデオを制作して、プレゼンテーションし、最終的に市のホームページに掲載していただくことになりました。自分たちのアイデアが実際に採用され、社会の役に立てることはとても光栄なことです。この経験を、今後の学修や就職後の進路にも活かしていきます。

チームとまこーん

勝川駅前通商店街振興組合との共同研究
「イベントを通じた商店街の活性化」

 先輩たちから受け継いだ「勝川駅前通活性化プロジェクト」。今年はさまざまな商店街に活用できる汎用性の高い「活性化モデル」を構築できないかと奮闘しました。20以上の商店街でヒアリングを重ねつつ、しっかりと先行研究や論文を読み込み、生の声と理論のすり合わせを最後まで意識して貫き通しました。最終的には、商店街でおこなったイベントをアーカイブとして発信するホームページの作成を提案しました。この産学連携プロジェクトをはじめ、大塚ゼミは多くの成長のチャンスをくれるところです。そのチャンスをしっかりと掴み、あと1年、ゼミ活動を通じて大きく成長していきたいと思います。