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2016年09月01日

小学校英語サポート「えいごであそび隊」

小学校英語サポート「えいごであそび隊」

平成28年7月10日(日) 長久手キャンパス 体育館

小学校教諭や英語教員をめざす学生たちが
英語で小学生とふれあう恒例イベントを開催しました。

 愛知淑徳大学文学部 英文学科と教育学科の学生たちが運営するボランティア団体「ASU element project」。小学校教諭や英語教諭をめざす学生も多数所属しており、小学校の英語授業サポートをはじめ、英語を親しむ子ども向けイベントを企画運営しています。その活動の一環として、長久手市内の小学生を対象に定期開催している「えいごであそび隊」。ゲームを通して英語の楽しさを伝え続けており、参加した子どもたちからは高評価をいただいています。また、このイベントでは「Good morning everyone.」「Stand up, Please !」など小学校の教育現場で用いられる「あいさつ」や「呼びかけ」などの英語を数多く使用。運営する学生たちにとっても、教員として必要な英語が学べるよい機会となっています。

小学校英語サポート「えいごであそび隊」

小学校英語サポート「えいごであそび隊」

 今年度第2回目となる今回は、7月10日(日)に長久手キャンパス・体育館にておこなわれました。参加したのは、小学校3年生から6年生、約20人の元気な子どもたち。オオカミ役の学生に時間を聞き、言われた時刻の数だけ近づく「英語版『だるまさんがころんだ』」では「What time is it Mr. Wolf ?」と大きな声で質問。「It's 7 O'clock !」や「It's 3 O'clock !」と、返事の時刻だけ歩を進め、答えが「It's lunch time !」「It's dinner time !」のときは、追いかけてくるオオカミに捕まらないよう逃げ回りました。このゲームでは、英語での時間の尋ね方や答え方を身につけることができた彼らたち。その他にも今回のテーマである「数字」にまつわるゲームに挑戦し、人数や年齢を質問する英文法などを学びました。

小学校英語サポート「えいごであそび隊」

小学校英語サポート「えいごであそび隊」

 「えいごであそび隊」メンバーの学生たちは、この日のために約1カ月前から準備を始め、前日には合宿やリハーサルを実施。イベント終了後の反省会では、次回の「えいごであそび隊」に向けてゲーム内容の評価や改善点を話し合いました。初めて参加した1年生は「不安や分からないことばかりでしたが、みんなと協力しあって無事終えることができました。次回もみんなと相談しあって魅力的なイベントにしていきたいです」「ネイティブな発音の子がおり、自身の英語スキルをもっと向上させたいと強く思いました」などと感想を述べました。
 小学校の英語教育は、2020年度の教育指導要領から小学校3年生で必修化、5・6年生では成績がつく「教科」に変わり、教員には高い英語スキルが求められてきます。子どもたちと英語でコミュニケーションづくりをする「えいごであそび隊」は、将来の英語教育を見据えた対応力が身につく貴重な実践の場であり続けるでしょう。