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2017年03月27日

メディアプロデュース学部主催 小倉ゼミ第一回フィルム映画上映会

メディアプロデュース学部主催 小倉ゼミ第一回フィルム映画上映会

2017年1月18日(水) 星が丘キャンパス記念会堂

フィルム映画を自分たちの手で上映したい!
小倉ゼミの学生たちがその思いを実現させました。

  1月18日(水)、星が丘キャンパスの記念会堂でメディアプロデュース学部 小倉ゼミの学生によるフィルム映画の上映会が開催されました。(※メディアプロデュース学部は、2016年度より、創造表現学部に名称変更。)
 この上映会は映写技師であり、本学の非常勤講師である坪井篤史先生の「メディア産業論」という授業内で学内に35ミリフィルム映写機があることを知った、小倉ゼミの学生が「ぜひ映写機を動かしてみたい」と小倉先生に相談したことが発端。坪井先生から映写機の取り扱い方や掃除の方法などを学ぶ5回のワークショップの後、放課後やゼミ内での練習を経て、本番を迎えることとなりました。

メディアプロデュース学部主催 小倉ゼミ第一回フィルム映画上映会

メディアプロデュース学部主催 小倉ゼミ第一回フィルム映画上映会

 当日は2名の学生が2機の映写機を操作し、アニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』を上映。デジタルの映画との差が如実にわかることから、最初の上映はアニメ映画でいこうということになり、学生たちにアンケートを取ったところ、馴染み深い作品であるという理由から選ばれた映画です。約90分の映画で、1巻から7巻までのフィルムを2機の映写機を使って交互に映し出します。この7つのフィルムを切り替えるタイミングで止まったり、真っ暗な画面が写り込んだりせず、スムーズに次の映像が流せるかどうかが映写技師の腕の見せ所。画面に映し出されるほんの小さなサインを合図に、学生たちは次のフィルムを手際よくセットし、途切れることなく最後まで映画を観客に届けました。

メディアプロデュース学部主催 小倉ゼミ第一回フィルム映画上映

メディアプロデュース学部主催 小倉ゼミ第一回フィルム映画上映

 上映会終了後、「今回、映写機は生き物だと坪井先生に学びました。不測の事態が起きるかもしれないと、常に緊張と隣り合わせでしたが、最後まで映画を上映できてほっとしています。この経験から映画への関心がさらに深まりました」と語った学生たち。フィルム映画の上映を通じてその歴史や奥深さを体験的に知ることができる、素晴らしい経験となったことでしょう。学生たちは、「フィルム映画の素晴らしさをもっと多くの人に体験して欲しい」と、次の上映会に向けての意気込みも語っていました。

メディアプロデュース学部主催 小倉ゼミ第一回フィルム映画上映