追究

2017年04月17日

交流文化学部 交流分野 講演会 「長野県阿智村が日本一の星空の村になった秘密」

交流文化学部 交流分野 講演会 「長野県阿智村が日本一の星空の村になった秘密」

平成29年1月11日(水)星が丘キャンパス13C

観光資源開発の最前線で活躍する講師の方から
アイディアを発想するためのヒントを受け取りました。

 1月11日、交流文化学部主催の講演会が開催されました。今年度最後の講演会となった今回のゲストは、長野県阿智村を日本一の星空の村として成長させたJTB中部の武田道仁さん。「スタービレッジ阿智の誕生秘話」、「観光開発のプロセス」、「観光開発において大切な5つのポイント」の3本柱で話を展開しました。

交流文化学部 交流分野 講演会 「長野県阿智村が日本一の星空の村になった秘密」

交流文化学部 交流分野 講演会 「長野県阿智村が日本一の星空の村になった秘密」

 阿智村の事例紹介では、6年前のプロジェクト開始から年次を追ってどのようにプロジェクトが発展していったのかを解説。その中で実際に阿智村に提案したプロジェクトの絵コンテやプロジェクト開始当時の夕方のニュース番組などを紹介しながら、地域の方々にとっては当たり前の物ものでもしっかりと磨き上げ、その観光資源にとっておきの「ストーリー」を加えることの重要性を訴えました。そうすることで、観光資源の開発は旅行のコンテンツの創造にとどまらず、地域活性化や雇用創出、ひいては地域ブランドの確立につながることを伝えました。

 観光開発のプロセスを紹介した2つ目のエピソードでは、石川県白山市「恋のしらやまさん」のプロジェクトを例に挙げて話を進めました。地元の方と一緒におこなったアイディアラッシュの様子やアイディアを書き連ねたホワイトボードなどの写真をスクリーンに映し出しながら、一つひとつのステップについて解説。「大切なことは何を目的として想定するかです。阿智村の場合は“観光客に宿泊してほしい”という目的がありました。白山市の場合は“後世に街の魅力を伝えていきたい”という目的です。めざすゴールが違えば、アプローチの方法が異なります。また、参加する地元の方々が自ら目的を設定することで、トラブルや問題が起こった時に立ち返る判断基準となる。目的はプロジェクトの軸となります。それを正しく持つことはとても重要なことなのです」と、プロジェクト成功の秘訣を伝えました。

交流文化学部 交流分野 講演会 「長野県阿智村が日本一の星空の村になった秘密」

交流文化学部 交流分野 講演会 「長野県阿智村が日本一の星空の村になった秘密」

 講演会の最後には、「モノ発想ではなくコト発想で考えること」、「何が成功したのかではなく、なぜ成功したのかを検討すること」など、プロジェクトを成功させるための5つのポイントをまとめ、学生たちへ企画開発の着眼点として授けました。「次の時代を見据え、地域プロデューサーや地域コーディネーターとして成長していきたい」と語った武田さん。実体験に即した観光開発のノウハウは、学生たちにとってアイディアを発想するときのヒントとなり、ふだんの授業やゼミ活動で大いに役立っていくことでしょう。