追究

2011年09月02日

交流文化学部 英語教育研修 ~体験談・フォトギャラリー~

交流文化学部 英語教育 海外研修(カルガリー市教育委員会提供)

交流文化学部の学生20人が、約4週間、カナダ・カルガリーでの英語教育海外研修に参加しました。

愛知淑徳大学 交流文化学部では、高度な外国語運用能力と各国文化を学ぶ、提携大学での海外研修を豊富に用意しています。アメリカ・サンディエゴ州立大学で英語能力を徹底的に磨く「英語海外研修」、中国・天津外国語大学で中国語に加えて胡弓や舞踏など伝統文化なども学ぶ「中国語海外研修」、カナダ・カルガリーで世界標準の英語教育を学ぶ「英語教育海外研修」を用意。これらの研修では各国の教育プログラムはもちろん、ホームステイを通じて、現地の文化や生活も体験することもできます。

 こうした制度を活かし、2011年9月2日から9月25日までの約4週間、交流文化学部2年次の学生20名が「英語教育海外研修」に参加。バイリンガル教育先進国であるカナダのカルガリー市教育委員会が提供する、英語教師養成プログラムを受講してきました。

この研修の目的は、世界基準の英語教育を知ることと、現地の小学校、中学校、高等学校での教育研修やホームステイを通じて、多文化共生や言語教育について学び、また自身の英語力を磨くこと。今回は、カナダ・カルガリーで約4週間を過ごしてきた学生2人に、研修先で何を経験し、何を学び、何を得ることができたのかを語っていただきました。

日本とカナダの教育スタイルの違いを体感!

現地の小学校、中学校、高等学校を訪問し、子どもたちと交流!

課外活動を通じて、カナダの大自然を満喫!

海外研修フォトギャラリー(その1)

交流文化学部交流文化学科

日本とカナダの教育スタイルの違いを知り、新たな価値観と広い視野を得ることができました。

 カナダはバイリンガル教育先進国として有名で、語学力・教育力の向上はもちろん、「どんな教育がおこなわれているのか」を探究するために、約4週間の研修に参加。研修先では英語トレーニングだけでなく、カルガリー市にある小学校、中学校、高等学校を訪問し、実際の授業風景を観察しながら先進教育について学びました。そこで実感したのが、日本とカナダの教育スタイルの違い。日本は座学が多いというのが一般的な印象ですが、カナダではグループワークやディスカッションが多く、教員と生徒、生徒同士で意見交換をする機会が豊富です。先生がテンポよく質問を投げかけるので、生徒たちは積極的に自分の意見を発言しますし、一人ひとりが楽しそうに授業を受ける姿が印象的でした。こうした教育スタイルを体験でき、新たな視点で考えられるようになったのは、研修に参加した大きな成果だと思います。

また、カナダの魅力は先進的な教育だけでなく、雄大な大自然もそのひとつ。日帰りバス旅行で立ち寄ったバンフ国立公園「レイク・ルイーズ」では、眼前に広がる雄大なロッキー山脈と神秘的な湖に魅了されました。このように、先進的な教育に感動し、雄大な大自然に心震わせ、現地の先生や生徒たちと深くかかわりあう貴重な経験を通じて、未来の英語教員をめざすひとりとしても、ひとりの人間としても大きく成長することができたと思います。

 

交流文化学部交流文化学科

現地の方々と日常的に交流を深めたことで、「英語耳」を鍛えることができました。

 街なかの誰とでも気軽に雑談できる、バスが時刻表どおりに来ない、レジが長蛇の列でも店員とお客さんが長話をする、どんな野菜でもバリバリと生で食べる...。人生で初めて足を踏み入れた海外は小さな驚きがたくさんあり、とにかく見るもの、聞くもの、嗅ぐもの、食べるもの、触れるもの、すべてが新鮮。世界基準の英語教育はもちろん、人生経験においても得るものが多い4週間でした。

もっとも印象に残っているのは、現地の学校に通う子どもたちに日本文化を英語で伝えるプレゼンテーションです。僕がメインで紹介したのは、お手玉やけん玉など日本の昔のあそび。得意技を披露したり、実際に体験してもらったり、夢中になって挑戦する子どもたちを見て、日本文化を伝える喜びや先生としての面白さを実感することができました。

また、ホストファミリーとのあたたかい共同生活も、大切なエピソードのひとつ。一緒に夕食を囲みとりとめなく話をしたり、11歳と9歳の兄妹と遊んだり、ホッケーの試合を観に行ったり、本当の家族のようなより深い異文化交流ができ、語学力の向上をはじめ、知識や見聞を広げるいい機会になりました。そして、帰国後のこと。ネイティブティーチャーによる英会話オンリーの授業で、研修前よりはっきりと単語を聴き取れるようになっていたことに確かな成長を感じました。

旅行者の心理について、分かりやすくレクチャー してくれた加納先生。話のポイントをノートに書き留める高校生の表情は、 真剣そのものです。