追究

2011年12月03日

ボランティアグループ「Vege Gaga」~規格外野菜スイーツの販売~

ボランティアグループ「Vege-gaga」規格外野菜スイーツの販売

ビジネス学部三浦信宏ゼミのボランティアグループ「Vege Gaga」が、
オリジナルの規格外野菜スイーツを販売しました。

長野県南部・飯田地域の農家の方々の間で、規格外野菜の廃棄が問題視されています。規格外野菜とは、商品として販売するのに適した形や大きさ、色などの基準から外れた野菜のこと。味や栄養価には何の問題がないにも関わらず、やむを得ず捨てられてしまっています。こうした現状を少しでも変えていきたいという思いのもと、ビジネス学部三浦信宏ゼミのボランティアグループ「Vege Gaga」は、長野県南信州の農業青年グループ「かたつむりの会」と協力して規格外野菜を使ったスイーツの開発に取り組んでいます。

 「Vege Gaga」のメンバーは、三浦ゼミの1年生から4年生までの有志約20人です。これまでに、長野県飯田市での体験学習、名古屋のイベントでの市場調査、洋菓子店と共同でおこなった野菜スイーツの開発・販売など、さまざまな活動実績を重ねてきました。
そして12月3日(土)には、星が丘キャンパスの近くにあるショッピングモール・星が丘テラスにて、1日限定で野菜スイーツを販売しました。特設ブースに並んだのは、規格外トマトを使ったアーモンドケーキとクッキー。長久手市のお菓子工房と共同で開発したオリジナルスイーツです。トマトカラーの風船を配りながら集客する学生たちの元気な声に誘われて、子ども連れのファミリーを中心に多くの人々が買い求めていました。
規格外野菜について知ってもらえるよう、お客さん一人ひとりと積極的にコミュニケーションしていた学生たち。商品を開発し、販売するというビジネスのサイクルを体験的に学び、企画力や実践力、仲間と目標に向かって前進するチーム力を培っています。成長する学生たちとともに、「Vege Gaga」の活動も地域へとさらに広がっていくことでしょう。

ボランティアグループ「Vege Gaga」代表

ビジネス学部ビジネス学科

 トマトでどんなスイーツがつくれるのか、まず私たちで考えた上で、長久手市のお菓子工房に試作品を持ち込み、共同開発の依頼をしました。親身にご協力いただいたおかげでトマト嫌いな人もおいしくたべられるアーモンドケーキとクッキーが完成し、さらに今日、多くの方々が手にとっていただき、大きな達成感や喜びを感じています。
今回の販売イベントのターゲットは小さなお子さんがいるファミリー層。ブースの装飾や呼び込み方法などを皆で話し合い、三浦先生のアドバイスのもと「見た目より、中味を見て」というキャッチコピーも作って、多くの人の目を惹くように工夫しました。こうした経験の数々を、今後の活動にも活かしていきます。そして、トマト以外の野菜スイーツも開発し、ご協力いただけるお店もさらに探して、規格外野菜の廃棄を減らす貢献をしたいと思います。