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2014年03月03日

メディアプロデュース学部・伊藤昌亮ゼミ 名古屋市農業センター 新ブランド『たまご姫のひとめぼれ』記者発表

メディアプロデュース学部・伊藤昌亮ゼミ 名古屋市農業センター 新ブランド『たまご姫のひとめぼれ』記者発表

名古屋市農業センターと協働して新商品を開発。
新聞記者の方々に対し、学生たちがプレゼンテーションをおこないました。

メディアプロデュース学部では「伝えたいこと」を的確に表現し、効果的に発信していく手法を幅広く学びます。なかでもコミュニケーションデザインやデジタルメディアなどを専門とする伊藤昌亮ゼミは、単なる制作・研究活動にとどまらず、企業や自治体などと連携した実践的活動に挑んでいます。

 今年度は、開設50周年を目前に控えた名古屋市農業センターと協働し、"生まれる。プロジェクト"を推進。農業センターの魅力を広く伝えるための提案をしてきました。そのひとつが、食のブランディング。具体的には、名古屋コーチンの卵黄を使ったプレミアムアイスの開発です。既存のアイスブランドのイメージを変え、より人目を惹き付けること、若い女性をメインターゲットにし高級感・特別感を表現するパッケージデザインの制作に学生たちが取り組みました。
携わった7人の学生たちは、農業センターの方々のニーズや動向を確実に把握するために、コミュニケーションを図りました。6月から打ち合わせを重ね、デザイン案を何度も提案しました。さらに11月の農業センター祭りで約740人への試食アンケートを実施。若者からの支持を集めた『たまご姫のひとめぼれ』ブランドの商品化を決め、発売に向けてデザインを仕上げていきました。

 そして、3月3日(月)の発売日、伊藤ゼミの学生3人が名古屋市役所本庁舎の市政記者クラブ室を訪問し、新聞記者の方々の前で新商品のプレゼンテーションをおこないました。商品開発の経緯やアンケート結果などをパネルを用いて説明し、「『たまご姫のひとめぼれ』が農業センターの活性化に貢献できたらと願っています」と力強く語りました。記者からの質問にもハキハキと答え、「今回の協働で学んだことは、実社会でのデザイン制作の難しさややりがいです。在学中に商品開発に取り組めたことは、今後、社会人となる上で自分の強みになると感じています」と感想も述べていました。

発売される『たまご姫のひとめぼれ』を手にした学生たちは、感動を味わいながら、達成感に満ちた笑顔を咲かせていました。この成果を力に変え、一人ひとりがより深い学修や実社会に活かせる制作活動に打ち込み、さらに成長していくでしょう。