追究

2014年10月15日

名古屋木材 × 大塚ゼミナール 産学連携 プレゼンテーション

名古屋木材 × 大塚ゼミナール 産学連携 プレゼンテーション

平成26年8月29日(金) 名古屋木材株式会社 本社

企業と協働して商品開発にチャレンジ。
産学連携を通してビジネススキルを磨いています。

 ビジネス学部では実社会と結びついたさまざまな取り組みを授業やゼミで展開し、社会のあらゆる分野で役立つ"ぶれないチカラ"を養っています。ディベートなどの実践的な学習の場を数多く用意している大塚ゼミでは、日経BPマーケティング主催の共同研究会「西日本インカレ」と、名古屋近郊の大学による討論会「名古屋マーケティングインカレ」を目標に、3年生の3人が産学連携の取り組みに挑戦中。ご協力いただいている企業は、建築資材の商社である名古屋木材株式会社です。共同開発する商品は、日本最大級の異業種交流展示会「メッセナゴヤ2014」で披露されます。名古屋木材株式会社の認知度を高め、確かな技術力やさまざまな取り組みに挑戦している姿勢をアピールするための商品アイデアを提案し、さらに今まで取引のなかった新規顧客の獲得につながる販売や展示方法を立案するのがミッション。8月29日(金)には、自分たちの商品アイデアを名古屋木材株式会社の役員の方々にプレゼンテーションしました。

約半年間にわたって取り組んだ成果を、役員の方々にプレゼンテーション。

 最初に学生たちは、商品開発の軸となるコンセプト「国産材で癒しと和らぎを」について説明。国産材の香りや手触りで癒しを届けたいという思いに、名古屋木材株式会社の企業理念にある"和らぎ"を添えた言葉です。4月のキックオフミーティング以降、十数回にわたるミーティングを名古屋木材株式会社の方々とおこない、学生たちが考案しました。商品のメインターゲットとして想定したのは、若い女性。今後、家づくりや家具選びなどを通して国産材の新たなユーザーとなる可能性がある若い世代に着目し、その中でも学生たちが同じ目線でニーズを考えやすい10代~30代の女性に絞りました。

 こうした考えを説明した上で、自らが考案したインデックス、しおりなどのサンプルについてプレゼンテーションしました。ゼミで修得したマーケティングの専門知識を活かし、消費者の潜在的な購買意欲などを調査・分析したデータも用いながら、商品の特長やコストなどの課題を解説。学生たちは役員の方々に発表するという緊張する場面にもかかわらず、ゼミで培った情報収集力、分析力、プレゼンテーション能力を発揮し、自分たちの企画や商品への思いを堂々と伝えました。

試作品を手に、活発な意見交換がおこなわれました。

 プレゼンテーション終了後は、全員で試作品を手にディスカッションをおこないました。役員の方々から「試作品の厚みは何ミリですか?」「単価はどれぐらいですか?」「製作期間はどれぐらいなのだろう?」と具体的な質問が飛び出し、さらに「柔軟性を全面にアピールできる商品ですね」「すべてに同じモチーフを入れられたらいいのだけれど」「機能面ももう少し詰めなくてはいけないね」と活発に意見交換がなされました。
 名古屋木材株式会社のご協力のもと、学生たちがゼロから考え、社員の方々と共に創りあげた商品のお披露目まであと2カ月。プロジェクトは最終段階です。今後はさらにマーケティングのチカラを発揮し、売値の試算や販売方法の提案もおこなっていきます。学生たちは、一つのミッションを形にすることへの達成感を感じながら、確実にビジネスパーソンへの道を歩んでいます。