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2014年12月11日

愛知中央青年会議所 百年森映画祭 「未来(100年後)へのとびら」上映会

愛知中央青年会議所 百年森映画祭 「未来(100年後)へのとびら」上映会

平成26年10月16日(木) 長久手市 文化の家 森のホール

地域の未来を見つめ、つくり上げた映画。
新たなつながり、新たな一歩を生み出しました。

 この地域に根ざした百年先(みらい)を見据えたまちづくり――この理念のもとに生まれた「百年森映画祭」は、一般社団法人 愛知中央青年会議所が企画した映画制作プロジェクトです。「住民主導のまちづくり」「地域のつながりをつくる」ことを目的としてスタートし、2014年の春から夏にかけて、地域のさまざまな人の力が結集して制作が進みました。その思いに共感し、協働したのが、メディアプロデュース学部・石丸ゼミの学生をはじめとする、本学の100人以上の学生たち。地域映画づくりの実績のある石丸みどり先生の指導・支援を受けながら、地域の人々との話し合い、脚本作成、撮影など初めてのことにも果敢に挑戦し、自分たちの持てる力を注ぎました。

 10月16日(木)には、完成した映画の上映会が、長久手市内の大ホールで開催されました。開場前から長蛇の列ができるほどの大盛況。自分たちのまちを舞台に、どんな映画がつくられたのか、地域の皆さんの熱い期待感で会場は包まれていました。映画のタイトルは、「未来(100年後)へのとびら」。主人公の大学生が、小牧長久手の戦いが繰り広げられていた430年前にタイムスリップし、戦場で若武者と出会い、再び戻った現代の「まち」、未来と向き合っていくというストーリーでした。約40分のショートムービーは、笑いあり、感動ありの力作。地域の未来を拓く希望を伝える映画に、来場した皆さんは惜しみない拍手を贈りました。

 上映後におこなわれたトークセッションには、映画にゲスト出演したプロの俳優の方々、プロジェクトに携わった地域の方々、石丸先生、そして学生たちも参加。映画制作にまつわるエピソードや今後の地域活性などに関する話で盛り上がりました。学生たちは「地域の皆さんと共に映画をつくる。この貴重な経験ができたことに、心から感謝しています」「今後も、学外の人々と交流し、モノやコトをつくる実践を重ねたい」と輝く笑顔でコメント。キャストを務めた学生たちも積極的に発言し、会場を沸かせました。
 この地域で共に暮らす人々の、たくさんの笑顔が咲いた、今回の上映会。地域の未来を一緒に考え、よりよいまちづくりを進めていく、希望やパワーに満ちていました。その熱を感じた学生たちは、大学での学びにいっそう力を注ぎ、地域や社会に貢献する人へと向上していくでしょう。

上映会場のロビーで学生の個人制作を発表!

 石丸ゼミの学生たちは、映画制作と並行し、長久手市をテーマとした「ヒト・コト・モノのデザイン」の個人制作にも取り組みました。長久手市の魅力を伝えるガイドマップやエッセイマンガ、地域の伝統野菜を紹介する絵本、レシピ集...。一人ひとりが長久手市でのフィールドワークで学んだことをカタチにしました。来場した皆さんは興味深そうに手に取り、ふるさとの魅力を再発見していました。