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2015年03月02日

愛知淑徳大学 英文学科教育プログラム 英文学科生のためのエアライン講座

愛知淑徳大学 英文学科教育プログラム 英文学科生のためのエアライン講座

平成27年1月26日(月) 長久手キャンパス 8号棟827教室

航空業界への就職が内定した先輩たちから、力強いエールが送られました。

 学生の多くが航空業界を志望し、確かな就職実績を重ねている、文学部 英文学科。その伝統を継承し、夢をかなえたいという学生の熱意によりきめ細かく応えるため、学科独自のエアライン講座を定期的に開催しています。

 1月26日(月)の講師は、株式会社ドリームスカイ名古屋に内定した4年生・野村さん、IBEXエアラインズ株式会社に内定した4年生・金子さん、そして「現代のマナー」の授業を担当する嘉悦祐子先生。嘉悦先生は本学科を卒業後、客室乗務員として航空業界の第一線で活躍した経歴をお持ちです。
 第1部は4年生の2人が就職活動に関してプレゼンテーションし、第2部は講師3人それぞれを囲んだ座談会をおこないました。憧れの先輩たちから話を聞くために、3年生だけでなく1、2年生も意欲的に参加。早い段階から自分の将来を見つめ、万全の対策を進めようとメモをとりながら真剣に受講しました。

 「"日本の玄関口"である国際空港で世界中の人々の旅のサポートがしたい」という思いのもと、株式会社ドリームスカイ名古屋を志望した野村さん。次の春からは、中部国際空港のグランドスタッフとして働く予定です。彼女の持ち前の力は、行動力。2年次に英文学科の海外セミナーでイギリスの大学で3ケ月間学び、英語力の向上や学修への意欲を高め、TOEICスコアアップ、観光英語検定や秘書技能検定、韓国語の習得に力を注ぎました。さらに内定獲得後は5カ月間、交換留学でアメリカへ。「5年先、10年先の将来像を考えてチャレンジを重ね、自分を高める努力を重ねたことが、就職活動で力になりました。皆さんも行動を起こし続け、自分の軸をつくってください」とエールを送りました。

 「幼い頃からの客室乗務員への憧れが現実の目標になったのは、2年次に参加した『英文学科生のためのエアライン講座 ANA機体整備工場見学ツアー』がきっかけ。保安訓練なども間近で見学し、客室乗務員の仕事の意義を実感しました」と語った金子さん。学内の就職セミナーなどを積極的に受講し、多くの企業にエントリーしました。あきらめずに就職活動を続け、長年の夢を実現。「学修、クラブ活動、ボランティア活動など何事にも全力で取り組み、学生生活を充実させることが、希望の就職を果たす第一歩です。短期・長期の目標を立て、自分の将来を今から築いていきましょう」。後輩たちの進路に対する悩みを吹き飛ばすように、明るい笑顔でアドバイスを送りました。

 座談会では、4年生2人は企業へ実際に提出したエントリーシートや履歴書、面接試験対策のノートやテキストなどを見せながら、就職活動での経験を語りました。一方、嘉悦先生は、在職当時の写真や資料などを使って具体的な仕事内容を説明。「客室乗務員はさまざまなお客様と接するため、日頃から興味の幅を広くし、新しい知識を吸収していく必要があります。またお客様やクルーからの合図を敏感にキャッチするためにも、常にまわりに気を配り、状況を把握する力を在学中から養うといいでしょうね」と学生にやさしく語りかけました。
 航空業界に就職するために必要な情報を体験談も交えて聞くことができ、学生たちにとって希望の道へと進む一歩となる、貴重な時間となりました。