追究

2015年09月03日

ビジネス学部 「企画立案の基礎」

授業風景 企画立案の基礎

平成27年5月28日(木)、7月9日(木) 星が丘キャンパス 42D

課題解決につながる企画を立案し、プレゼンテーションをおこないました。

 ビジネス学部の「企画立案の基礎」は、1つの講座の中で2つの課題に挑戦する、体験型学習(PBL:Project Based Learning) です。
学生が5 ~ 6人でチームを組み、前半と後半で2つの課題に取り組み、最終回では課題解決策を、チーム毎にプレゼンテーションします。

 たった5週間(5コマ)で、図書館、アドミッションセンターでかかえているリアルな課題に取り組むことになっており、当然、授業中に議論や解決策の検討が完結することはほぼなく、学生は授業時間外にもチームで集まり議論を重ねました。
 また前半の課題に取り組んだ後すぐに、後半の課題が提示されるため、前半の取り組み活動の反省を踏まえ、どのチームも前半の活動よりも深く議論ができ、チーム活動にも工夫が表れました。
 この講座は、(株)ベネッセi-キャリアのご協力の元に組み立てており、失敗→内省→概念化→実践という学びのサイクルを回す仕組みになっています。

 5月28日(木)、図書館から出題された「ビジネス学部生の図書館入館者数と貸出冊数の増加」という課題の最終提案がおこなわれました。審査員の図書館職員に選ばれたのは「図書館の新入生オリエンテーションを義務化する」という案。評価のポイントは①ビジネス学部教授へのヒアリング、②交流文化学部ですでに効果を上げている実績など、複数の視点で捉えた実効性の高い企画であることでした。

 アドミッションセンターからの課題は「2016年度の入学志願者を1.2倍にすること」。7月9日(木)の最終提案では「高校への出張学校説明会」や「すべての入試をネット出願にする」など、ユニークなアイデアが次々と発表されました。その中で審査員のアドミッションセンター職員が注目したのは、「35,000円で併願し放題」という企画。在学生の併願履歴を調査し、実証に基づいた「35,000円」という具体的な金額を割り出した点が高評価につながりました。
 学生たちは図書館とアドミッションセンターが抱える実際の課題に取り組み、具体的な企画立案やプレゼンテーションの重要性などを学びました。