追究

2015年09月07日

愛知淑徳大学・永井ゼミ生と朝日新聞との車座集会

愛知淑徳大学・永井ゼミ生と朝日新聞との車座集会

平成27年6月22(月) 長久手キャンパス433教室

朝日新聞社の方々とディスカッションし、学生一人ひとりが「新聞を読む意義」を深く考えました。

 新聞を通して「今」を知り、社会と結びつくことの大切さを学ぶ機会として、6月22日(月)に「愛知淑徳大学・永井ゼミ生と朝日新聞との車座集会」を開催しました。参加者は、朝日新聞社の幹部や記者の方々と、メディアプロデュース学部・永井ゼミの3、4年生14人。永井聖剛教授が司会進行を務め、「新聞を読む意義とは」「大学生が新聞を手に取りやすくするためには」などのテーマについて意見を交わしました。

 学生たちは事前に、新聞に関するアンケート調査を学内で実施。「新聞はほとんど読まない」という声が多数で、理由として「スマートフォンでニュースサイトを読む方が手軽だから」「新聞は情報量が多いため、興味のある記事を探しにくい」などの意見が挙げられました。朝日新聞社の方は「他大学の調査結果も同じです。今の若者にはインターネットの方が身近ですよね。しかしお伝えしたいのは、"昨日までの世の中のすべて"を届けるメディアが、新聞であるということ。朝日新聞では約2000人の記者が事件や出来事を正確に取材し、公平な眼で記事にしています」とコメント。永井教授は「事実を一定の物語的文脈に編集して伝える新聞は、問題提起のツール。どんな話題をどんな視点で考え、人と語り合うのか、新聞を読むことで社会人に必要な見識が身につくでしょう」と述べました。
 こうした議論をふまえ、学生たちは「読みやすいサイズやデザイン」「記事への興味を高める見出し・キャッチコピー」など若者が新聞に親しむためのアイデアを積極的に提案しました。今回の車座集会は、新聞の価値や読む意義をどう捉え、学修や進路実現、卒業後の社会人生活に活かしていくのか、学生一人ひとりが考えを深める貴重な場となりました。