追究

2015年09月28日

交流文化学部 小林ゼミ みその歌舞伎フェスタ

交流文化学部 小林ゼミ みその歌舞伎フェスタ

平成26年8月22日(土) 御園通商店街(名古屋市中区伏見)

学生たちが夏まつりを企画・運営し、商店街に熱い活気をもたらしました。

 名古屋のビジネス街・伏見にある御園通商店街は、約400年前から続く歴史ある商店街です。現在、このまちにある老舗劇場「御園座」が建て替え中のため、人通りが以前よりも少なくなりつつあります。御園座が閉館している間もまちの活気を保ち、若い世代の人々も呼び込みたい――こうした御園通商店街振興組合の思いを受け、3年前からイベントの企画・運営に携わっているのが、交流文化学部 小林ゼミの学生たちです。昨年9月、先代の学生から活動を引き継いだ3年生21人は、毎月「五百円市」を実施し、8月22日(土)にはその集大成として「みその歌舞伎フェスタ」と題した夏まつりを盛大に開催しました。

 このまつりの目標は「家族連れや若者など新しい客層を取り込む」「御園通商店街や各店舗、五百円市の知名度UP」「御園通商店街は歌舞伎との関わりが深いことをPR」「リピーターを増やすきっかけづくり」の大きく4つ。学生はステージ班、ブース班、広報班にわかれ、それぞれが目標実現に向けて全力で準備に取り組み、本番を迎えました。歌舞伎特有の舞台化粧「くまどり」をモチーフに使い、うちわやお面、装飾などをデザインし、歌舞伎をテーマとしたステージプログラムを構成。子どもたちからお年寄りの方々まで多くの人が朝から訪れ、その賑やかな雰囲気に誘われて若いファミリーやグループも夏まつりを満喫していました。
 学部の実践的な授業で身につけた思考力や企画力、対話力などを活かし、商店街の方々との協働のなかで一回りも二回りも大きく成長した学生たち。今後の学びや進路実現でも力を発揮し、社会の幅広いフィールドで活躍していくことでしょう。

Interview
ゼミの仲間や商店街の方々と協働し、たくさんの刺激をもらいました。

 御園通商店街をさらに元気にするために、どんなことをすればいいのか。どうやったら、まちに多くの人を呼び込めるのか。日本各地の地域活性化の事例を研究し、ゼミの仲間21人と商店街の方々で話し合いを重ねました。そこで出た案が、夏まつり。賑やかにまつりをおこなって道行く人々の興味をひき、商店街のPRにつなげたいと考えました。今日、たくさんの人が来場してくださって、とてもうれしく感じています。この商店街での活動を通し、私自身、変わりました。以前よりも積極的に発言できるようになり、さらに多様な価値観や考え方があることを実感。視野が大きく広がり、新たな学びや活動に対するチャレンジ意欲、行動力も高まっています。