躍動

2019年04月12日

東海地区のリーグで、弓道部女子がⅠ部へ昇格。男女共にさらに高みをめざして。

vol.69

第62回 東海学生弓道秋季リーグ戦 Ⅱ部 優勝/Ⅰ部昇格(2018年度)

弓道を通して、人間性を磨く。

 愛知県は全国から見ても弓道がさかんな地域です。東海地方の学生弓道連盟には愛知県を中心に30以上の大学が所属し、リーグ戦や東海学生弓道選手権大会などで競い合っています。そのひとつひとつの試合に向けて、愛知淑徳大学の弓道部では、現在男女26人の部員が練習に励んでいます。部として一番大切にしていることは礼儀。基本的なことですが、人と関わる上で挨拶などの礼儀を正しくおこなうことが、技術向上にもつながると考えています。普段の心持が試合にもあらわれるため、日頃の練習から礼節を意識するように心掛けています。精神性を重んじる弓道を通して、人間的にも大きく成長することができます。

第62回 東海学生弓道秋季リーグ戦 Ⅱ部 優勝/Ⅰ部昇格(2018年度)

第62回 東海学生弓道秋季リーグ戦 Ⅱ部 優勝/Ⅰ部昇格(2018年度)

リーグ戦に向けて、互いの指導力を強化。

 「多くの大会の中で最も力を入れているのはリーグ戦です。昨年8~11月におこなわれたリーグ戦では、男女とも昇格をめざして試合に挑みました。大会前の練習で特に意識したのは、同輩や後輩への指導。試合本番に向けて的確な指示やアドバイスができるように努めたことで、一人ひとりの射術が磨かれました。さらに、部員それぞれの課題を、紙に書いてロッカーに掲示して視覚化。お互いの目標を理解し合い、適切な指導につなげることができました。こうした日頃の修練の成果が本番で存分に発揮でき、女子弓道部は全勝を果たしてⅡ部からⅠ部へと昇格しました。男子はⅢ部残留となりましたが、来年度こそはリーグ昇格を達成できるよう、気持ちを新たにより一層練習に励みたいと思います。

第62回 東海学生弓道秋季リーグ戦 Ⅱ部 優勝/Ⅰ部昇格(2018年度)

第62回 東海学生弓道秋季リーグ戦 Ⅱ部 優勝/Ⅰ部昇格(2018年度)

新たな目標とともに次の大会へ。

 リーグ戦終了後、「自主性を持って積極的に」という部の新たな目標を掲げました。愛知淑徳大学の弓道部員として、一人ひとりが言動に責任を持ち、積極的に声を掛け合うというもの。これまで自分から「指導してください」という声を挙げる人はあまりいなかったのですが、最近は少しずつ変わってきているように感じます。弓道では個人戦もありますが、部として重視しているのは団体戦。仲間とともに勝利をつかみ、分かち合う大きな喜びは、1人だけでは得られないものです。春からは新入生もメンバーに加わります。あくまでもチームとしての勝利にこだわり、部員全員が気持ちをひとつにして、次の大会ではさらに良い成績が収められるよう努力していきたいと考えています。