躍動

2020年09月09日

名古屋コーチン協会のアプリキャラクターを制作。相手の思いを形にする、デザインのおもしろさを実感しました。

vol.80

創造表現学部 創造表現学科 メディアプロデュース専攻 3年

若い世代に名古屋コーチンをPRしたい。
その思いに応えるために、キャラクター制作に挑戦。

 もともと絵を描くことが好きで、「デザインと創造的な実験制作」がテーマの阿部 卓也先生のプレゼミに所属し、多様なデザインを学んでいました。2年次前期には簡単なアニメーション制作にもチャレンジ。実践的な知識・技術を磨いていたところ、阿部先生から名古屋コーチンのキャラクター制作のお話をいただきました。この案件のご依頼主は、一般社団法人名古屋コーチン協会。愛知県の地鶏である名古屋コーチンの啓蒙活動を続けている団体です。これまでも愛知淑徳大学とのつながりは強く、2012年からさまざまな連携プロジェクトを展開してきました。私が所属する創造表現学科 メディアプロデュース専攻でも、名古屋コーチンのプロモーション方法を考え、実施するなど、幅広い活動を続けています。そんな一般社団法人名古屋コーチン協会が、若い人たちに名古屋コーチンを知ってもらうために、スマートフォンのアプリケーションを制作。私はそのゲームに登場するキャラクターのデザインに力を注ぎました。

相手の立場に立ったデザインを実践。
クライアントから好評をいただき、採用が決定。

 まずは、名古屋コーチンについて知識を深めるところからはじめ、何枚もラフスケッチを描いてアイデアを固めていきました。気をつけたのは、名古屋コーチンの特徴をいかにデザインに落とし込むかというところ。リアリティがありすぎてもかわいくありませんし、一般的なニワトリとは異なるキャラクターに仕上げなくてはなりません。「リアル」「親しみやすさ」「個性」のバランスに苦労しました。
 制作にあたり、阿部先生とともに一般社団法人名古屋コーチン協会のみなさまにヒアリングもおこないました。今までは自分の好きなように絵を描いていましたが、「誰かの要望に応える」経験は一筋縄ではいきませんでした。そこで大切にしたのは、クライアントの立場に立ったデザイン。阿部先生のアドバイスを受けて、一般社団法人名古屋コーチン協会のみなさまが好きな絵柄を選べるように、複数のイラストを用意したり、アプリケーション制作を仮定し、静止画だけでなくアニメーションを制作したり、相手の目線で考えた提案を心がけました。その結果、「かわいらしく、またアプリケーションに採用しやすい」と評価してくださり、キャラクターの採用が決定し、アプリ内の背景デザインも担当させていただきました。この経験は、いかに相手の思いを形にするかという難しさとおもしろさを味わわせてくれました。

名古屋コーチン協会のアプリキャラクターを制作。相手の思いを形にする、デザインのおもしろさを実感しました。

名古屋コーチン協会のアプリキャラクターを制作。相手の思いを形にする、デザインのおもしろさを実感しました。

名古屋コーチン協会のアプリキャラクターを制作。相手の思いを形にする、デザインのおもしろさを実感しました。
名古屋コーチン協会のアプリキャラクターを制作。相手の思いを形にする、デザインのおもしろさを実感しました。

■荒川さんが用意したイラストやアニメーション■

名古屋コーチン協会のアプリキャラクターを制作。相手の思いを形にする、デザインのおもしろさを実感しました。

■本学でおこなわれたアプリキャラクター制作事業 授賞式■

いよいよアプリケーション公開!
スマートフォンの中で名古屋コーチンと触れ合おう。

 私がキャラクター制作に携わったアプリケーションは、名古屋コーチン育成アプリ「コーカツ」として公開予定です。クイズに答えるなどさまざまなアクションを通して、名古屋コーチンを卵から育成するゲームとなっています。コロナ禍で大変な状況が続いていますが、このアプリケーションを通して、多くの人に名古屋コーチンに親しんでいただき、笑顔を広げることができたらと考えています。

名古屋コーチン協会のアプリキャラクターを制作。相手の思いを形にする、デザインのおもしろさを実感しました。

■名古屋コーチン育成アプリ「コーカツ」■
「コーカツ」は、様々なアクションをすることで名古屋コーチンを育成します。
詳しくはこちらをご覧ください>
☆2020年9月、アプリがリリースされました!☆
ダウンロードはこちら>