躍動

2021年01月28日

技能五輪全国大会で2連覇を達成。情報デザインの専門性を磨き続けたい。

vol.83

人間情報学部 人間情報学科 1年(2020年度)

第58回技能五輪全国大会(2020年) ウェブデザイン競技 優勝

ウェブデザイン競技の日本一になり、次の目標実現へ。

 高校時代、情報科でコンピュータを基礎から学んだ私は、WEB部に所属してウェブサイト制作などに励んでいました。部活動の一貫として高2からは「技能五輪全国大会」にチャレンジ。この競技大会は日本の若手技能者を対象に1963年から開催され、機械系、金属系、情報通信系など幅広い競技職種があります。私はWEB部の仲間とウェブデザイン競技に出場しました。先生方の熱心な指導のもと力を鍛えた結果、高3のときに念願の金メダルを獲得。ウェブデザイン競技の日本一になることができ、「情報のシステムやデザインについてもっと専門的に学びたい」「技能五輪の国際大会にも出場したい」という思いが強くなりました。進学先として選んだのが、愛知淑徳大学の人間情報学部です。情報学やデザイン、心理学などの幅広い分野を学べることに魅力を感じ、いろんな知識・技術を身につけたいと向上心に火がつきました。

技能五輪全国大会で2連覇を達成。情報デザインの専門性を磨き続けたい。

向学心や向上心を燃やし、2連覇を果たす。

 新入生だった2020年度、コロナ禍によりオンライン授業が中心でしたが、「多くのことを学びたい!」という志を持って学修に取り組みました。印象的な科目は「デザイン概論」や「デザイン心理学」です。空間やプロダクトのデザインに関する歴史や理論、人間の心理・行動とデザインの関係などを学び、特に情報デザインへの関心が深まっています。
 技能五輪全国大会への挑戦も、大学入学後も続けました。ウェブデザイン競技では、ウェブサイトやアプリのプログラミングからデザイン、そのプレゼンテーションまでを2日間の大会において実施します。企業との勉強会や自主練習に力を注ぎ、本番に備えました。そして積み重ねた努力の成果を発揮し、2019年大会に続き2020年大会においても優勝。2連覇を果たすことができ、大きな達成感や喜び、支えてくれた人たちへの感謝で胸がいっぱいになりました。

技能五輪全国大会で2連覇を達成。情報デザインの専門性を磨き続けたい。

■技能五輪全国大会の様子■

技能五輪全国大会で2連覇を達成。情報デザインの専門性を磨き続けたい。

技能五輪全国大会で2連覇を達成。情報デザインの専門性を磨き続けたい。

■山田さんが制作したウェブアプリ■

技能五輪全国大会で2連覇を達成。情報デザインの専門性を磨き続けたい。

国際大会も視野に入れ、幅広く学び続ける。

 技能五輪全国大会を通して、私はウェブデザインの専門性だけではなく、人として必要な力も培われていると感じています。大会出場者や関係者は、ほとんどが社会人。ビジネスの現場におけるマナーやコミュニケーションなども自然と学ぶことができました。
 また、今回の優勝によって、2022年に中国・上海で開催予定の技能五輪国際大会への出場権も手にしました。そのとき私は大学3年生。「世界一」を視野に入れて人間情報学部での学修に一層励み、自分の力を磨きます。情報分野の変化はめまぐるしく、視野を広げて新たな知識を吸収し続けることが大切です。幅広く学べる人間情報学部の環境を活かし、さまざまなことに興味を持って多様な科目を履修していきます。人々にとって使いやすく、よりよい暮らしをサポートできる情報サービスを形にできるよう、これからも自分自身を成長させ続けたいと思います。