躍動

2023年06月16日

韓国語能力試験の最上級に2度合格。 語学力や表現力を磨き、日韓の文化交流に貢献したい。

vol.97

交流文化学部 交流文化学科 ランゲージ専攻2年(2023年度) 安藤 愛璃菜さん

韓国語能力試験TOPIKⅡ6級 合格

「好き」という気持ちが、韓国語を勉強する原動力。

 韓国ドラマを好きになったことがきっかけで、高校2年生のときから独学で韓国語の勉強を始め、原動力は「字幕なしで韓国ドラマを観たい!」という思いでした。1日1文字でもいいから韓国語に触れることからスタートして、毎日欠かさず勉強に励んできました。書店で購入した韓国語のテキストとひたすら向き合い、1年ほど経った高校3年生の春、今の語学力を確認したいと思って「韓国語能力試験(TOPIK)」を受けました。すると、初めての受験にもかかわらず、最上級であるTOPIKⅡ6級に合格。驚くとともに、好きで毎日続けたことが自分の力になっていたのだと実感できて、とても嬉しく思いました。さらに、韓国語や韓国の文化について専門的に学びたいという気持ちが強くなり、愛知淑徳大学 交流文化学部への進学を決めました。

表現力に磨きをかけて、韓国語作文コンテストで入賞。

 交流文化学部では、韓国・朝鮮語の学修に特化した専攻プログラム「コリアン・エクスパート」を選択。語学をはじめ、韓国・朝鮮の歴史や文化、政治、経済、社会も幅広く学んでいます。1年次の6月には、先生からの勧めもあって「韓国語作文コンテスト」に参加。80分という制限時間の中で「韓国語との出会い」をテーマに、約1600字の韓国語で作文を書き上げました。コンテストまでに先生方に何度も添削していただき、自分の思いがより伝わるよう表現力を磨いて本番に臨みました。結果、審査員賞に選ばれ、またひとつ自信を得ることができました。

2度目のTOPIKⅡ6級合格を達成。将来は日韓の橋渡しとなる仕事に就きたい。

 韓国語能力試験は成績発表日から2年間という有効期限があります。再びTOPIKⅡ6級に合格することをめざして、国際交流プラザにある参考書を活用したり、学内で自習したり、日々の授業だけでなく試験勉強にも打ち込みました。努力が実を結び、今回、2度目のTOPIKⅡ6級合格を達成。さらに筆記が満点で、大学入学後しっかりと実力がついていたことが確かめられました。
 2年次の現在、苦手意識のある作文やプレゼンテーションの力を鍛えるための学修や、韓国・朝鮮語の映像翻訳などに力を注いでいます。また、英語力やコミュニケーション能力も養いたいと考え、英語が専門のゼミを選択。自己表現が豊かにできるよう多様な言語を学びながら、交流文化学部独自の海外研修やフィールドスタディなどにも参加したいとチャレンジ意欲が高まっています。

 将来の目標は、身につけた韓国語を活かして働くこと。日本文化の魅力を韓国の人々に伝えるなど、日韓両国が互いの文化を理解し合い、交流を深めていける"橋渡し"のような仕事に就くことができたらと考えています。その実現のためにも、これからも視野を広げて多くのことを学んでいきたいと思います。