躍動

2016年03月18日

日商簿記検定1級に2年次で合格。 公認会計士になるという目標に向かって、自らを高め続ける。

vol.43

ビジネス学部 2年

第141回日商簿記検定1級に合格!《合格率9.6%》

1年次の夏に志を立て、会計分野の学びに全力を注ぐ。

 公認会計士は、企業をはじめとする各種法人の財務情報を検証する、「監査」を担う会計の専門家です。公正性と信頼性を持つ独立した立場にあり、「不正のない健全な事業活動を守り、日本経済の発展を支える」という公共性の高い仕事をおこないます。広く社会に貢献できるこの専門職に就きたい、そう志したのが1年次の夏でした。

  きっかけは、入学当初に興味を抱いて受講した会計教育科目です。会計や簿記の世界に初めてふれて、実務的な学びに強く惹かれました。社会と直結した専門知識を身につけていくことに、高校までの勉強とは違う手応えを感じ、この分野をもっと追究したい!とのめり込んでいったのです。医師や弁護士と並ぶ「三大難関国家資格」といわれる公認会計士も意識するようになり、自分の力はどこまで通用するのかチャレンジしたいと思いが高まりました。
 決意が固まると、すぐに公認会計士試験合格に照準を合わせた学びをスタート。ビジネス学部の会計系の授業を履修し、基礎知識を修得しました。日商簿記検定も受験していき、1年次の6月に3級、9月に2級に合格。力が着実についていることを確かめながら、努力を継続していきました。

日商簿記1級の合格は通過点。公認会計士へと駆け上がりたい。


 2年次からは、公認会計士である西崎賢治先生のゼミに所属。財務諸表を使ってさまざまな企業の経営状況を分析するなど、実践的な学びに励んでいます。さらに、西崎先生からアドバイスをいただきながら、公認会計士試験の勉強にもより力を注いでいます。毎日の勉強時間は約8時間。志を果たしたい、自分自身に負けたくないという一心で、一歩ずつ前に進んでいます。力試しとして受けた日商簿記検定1級には、2年次の11月に合格。公認会計士や税理士など国家資格の登竜門といわれる難関試験であり、クリアできたことは大きな自信になりました。
 しかし、満足はしていません。めざしているのは、在学中の公認会計士試験合格。描いているキャリアビジョンは、多くの人に信頼される公認会計士として活躍すること。目標地点から逆算して「今の自分に足りないこと」「今やっておくべきこと」を常に頭に置き、「なりたい自分」に着実に近づきたいと考えています。あと2年、ゼミでは会計学の中でも専門的に深めたいテーマを見出し、将来の実務に役立つ研究をしていきたい。目標に向かい、自分の可能性に挑む学生生活は、とても充実しています。