躍動

2016年05月20日

大学で身につけた行動力を発揮し、 観光大使として岡崎の魅力を発信しています。

vol.46

健康医療科学部 スポーツ・健康医科学科 4年

生まれ育った岡崎をアピールする「観光大使」への挑戦。

 岡崎生まれの岡崎育ち。地元から離れることは考えたことがなく、生まれ育ったこの地に深い愛着を持っていました。そんな我が市のPRを担う、「観光大使おかざき」の選考会がおこなわれることを駅のポスターで知りました。学生では叶わない貴重な経験ができると感じ、私もやってみたい! と胸が高鳴りました。合格への自信はありませんでしたが、やってみなくちゃわからない、と前向きに挑戦しました。11月に開催された最終選考会で自分の名前が呼ばれた時は、本当にびっくりして、その後のことはあまり覚えていないぐらいです。選考会の2日後に、「観光大使おかざき」と書かれたたすきを身につけ、市長さんや議員さんを表敬訪問した時、ようやく実感と感動がじわりとこみ上げてきました。

 合格後に待っていたのは、1月1日のデビューに向けた勉強会です。そこではお辞儀の仕方や名刺の渡し方、電話応対の方法、コーヒーの飲み方など、美しい所作はもちろん、岡崎の歴史や文化も学びました。市内を巡って歴史や伝統産業などを学び、いろいろな方とお話をさせて頂くことで、岡崎を想う方達の気持ちを直接感じ、PRしていこうという意識が高まりました。八丁味噌の工場へ見学に行った時は、スポーツ・健康医科学科の栄養系のゼミで学んだことを思い出すこともあり、今までは大学で学んだことと実生活の結びつきはあまり意識していませんでしたが、意外なところでつながるものなのだ、と知的好奇心をくすぐる感動もありました。

責任感と好奇心を胸に。岡崎をアピールしていきます。


 そうして観光大使としての素養を身につけ、2016年1月1日の「新年交礼会」でデビューを果たしました。その後、岡崎公園での観光PRや新東名高速道路の開通イベントへの参加などを経験する中、4月10日(日)には「桜まつり」のメインイベントとしておこなわれた「家康行列」のパレードに参加しました。今年は岡崎市政100周年の節目の年。この記念すべき年を盛り上げようと、有名なタレントさんにご参加いただくなど、いつにも増してたくさんの工夫を凝らしていました。そんな運営側の一員として、そして、岡崎の顔として、お祭りに訪れた皆様に楽しんでもらうため、もう一人の観光大使のパートナーと決めたのが、「常に笑顔で、手を振り続ける」というルール。長時間に渡るパレードだったので、正直、大変だなと思う時もありましたが、沿道から手を振り返してくださるお客さまに温かいお声をかけていただき、目標を達成することができました。パレードの後には、「観光大使のお仕事頑張ってね」と声を掛けてくださる方もいらっしゃいました。誇らしい気持ちになり、残りの任期も責任感を胸に全うしようと、あらためて決意するきっかけになりました。
 たくさんの人に支えられながら、自分一人では決してできない素晴らしい経験を重ねています。それも、勇気を出して自分から「選考会参加」という一歩を踏み出したからです。この好奇心を持って、挑戦していく力は、スポーツ・健康医科学科の4年間で培った力だと思います。これからもこの力を強みに変えて、岡崎の魅力を発信していきたいと思います。