躍動

2017年03月17日

魅力的な商品は社会を豊かにする――その学びを胸に、地域に貢献していきたい。

vol.52

交流文化学部 交流文化学科4年(2016年度)

「地域若者チャレンジ大賞2016」で栄えある「中小企業経営革新賞(全国2位)」を受賞!

ある商品との出合いが、新たなチャレンジのきっかけ。

 2016年、4年間の大学生活の集大成ともいえる、大きな成果を手にすることができました。インターンシップ先の山田木管工業所(岐阜県山県市)さんで新商品の企画開発に携わり「御朱印帳額」が製品化された一連の取組みが認められ、「地域若者チャレンジ大賞2016」で、「中小企業経営改革賞(全国2位)」に選ばれたのです。
 「地域若者チャレンジ大賞」は、全国で実施された「長期実践型インターンシップ」の取り組みを大学関係者、企業、経済団体、自治体などに発信し、理解と参画を促進していくことを目的に毎年開催されています。この賞に応募することになったのは、予想もしなかった“あること”がきっかけでした。
 私が山田木管工業所さんにインターンシップに行こうと思ったのは、あるインターンシップフェアに参加したときのこと。そこで私は山田木管工業所さんの「ゆらゆら額」というおもしろい商品に出合い、衝撃を受けました。ゆらゆら額は曲線のフレームでできた手ぬぐい額で「額は直線であるもの」という既成概念を打ち破った製品だったからです。そしてそんなワクワクする商品をつくる会社ってどんなところだろう? と興味を持ち、長期実践型インターンシップに申し込むことにしたのです。

魅力的な商品は社会を豊かにする――その学びを胸に、地域に貢献していきたい。

魅力的な商品は社会を豊かにする――その学びを胸に、地域に貢献していきたい。

試行錯誤を積み重ねて生み出した「御朱印帳額」。

 インターンシップは、2015年3月9日から9月18日まで。大学の講義があるときは週3日、夏休みは週5日勤務しました。この長期実践型インターンシップは、会社見学の延長のようなものではなく、本当の社員のように扱われます。私は新商品の企画開発に携わりましたが、最初の約3か月間はまったく企画案が通らず、社会の厳しさを痛感する日々。試行錯誤の末、ようやく「御朱印帳額」の案を評価していただき、飛び上がるほどの喜びを感じました。そして、製品が完成したときは、まるで自分の子どものように愛おしく、達成感もひとしお。世の中にある製品がどのように生まれ、流通し、お客様の手に届くのか。その過程を身を持って経験することで、モノづくりの醍醐味を実感することができたと思っています。この商品は新聞やテレビにも取り上げられ、想像以上の反響もいただきました。

地域の未来を輝かせる、商品開発に挑みたい。

 こうした貴重な経験となったインターンシップを終えた約1年後、私は「地域若者チャレンジ大賞2016」の予選である「東海アワード」のステージに立ちました。「自分を成長させるいいチャンスだ!」と前向きな気持ちで準備を進めていたこともあり、その予選を通過。そして東京でおこなわれた本戦では、さらに発表内容をブラッシュアップして臨み、「中小企業経営改革賞」をいただくことができました。
 インターンシップや地域若者チャレンジ大賞の経験を通し、たとえ小さな会社でも、魅力のある商品を生み出せば、メディアに取り上げられ、全国のみならず世界中にその名前を売ることができること。そしてその影響は社会にも波及し、地域貢献にもつながるということ。商品は手の平に載るような小さなものですが、それが大きな波となって広がっていく力強さを実感しました。
 私は次の春、岐阜県大垣市にある企業に就職します。桝を製造し、日本の伝統工芸を世界に発信していく気概を持った会社です。大学で得た知識や積み重ねた経験を活かして魅力的な新商品を開発し、会社の発展のみならず、地域の発展にも役立ちたいと思っています。