躍動

2013年03月21日

交換留学で育んだ意欲をバネに、HSK試験9級に合格。

vol.06

コミュニケーション学部 言語コミュニケーション学科

気軽に参加したスピーチコンテストで、中国語に目覚める。

中国語との出会いは入学後、1年次の授業で教わったのが最初でした。1年生の5月、力試しにHSK試験を受けて3級を取得しましたが、それほど積極的に中国語に取り組む気持ちはありませんでした。それが変わったのは、1年生の12月。友人に誘われて中国語スピーチコンテストに出場したことがキッカケです。まだ中国語を学び始めて1年にも満たない私は、スピーチの内容を暗記するだけで精一杯。とても自由自在に中国語を操るようなレベルではありませんでしたが、それでも大勢の人を前に中国語で発表する体験は大きな自信となりました。これを機に「中国語力アップ」を目指すようになり、1年生の春休みには南京師範大学に1カ月の短期留学へ。留学先の授業はもちろん100%中国語で行われたので、最初は困難もありましたが楽しく中国語を学べました。初めて触れた中国の暮らしや文化も新鮮で、帰国したころにはすっかり中国ファンになっていましたね。
2年生からは迷わず中国語コミュニケーションのゼミへ所属し、中国語学習を本格的にスタート。2年生の8月から1年間、天津外国語学院へ交換留学をしました。留学中にも2度、現地でHSK試験を受験して中国語力に磨きをかけ、留学から帰国した3年生の10月に9級を取得しました。

交換留学で養った向上心を、燃やし続けていたい。

 中国語学習を始めた当初はHSK試験8級を目標にしていましたが、交換留学先で出会った仲間に刺激を受けて、難関といわれる9級以上の合格を目指すようになりました。留学生仲間の韓国人や留学先の中国人学生は、みんなすごく勉強熱心で、つねに高い目標に向かって努力していました。彼らにとっては、早起きして授業前に予習するなんてことは当たり前。そんな姿を見ているうちに、「甘えていちゃダメ。もっと上を目指そう」と考えるようになり、難易度の高い9級以上を自分に課すことにしたのです。交換留学中、2度目にチャレンジしたHSK試験では9級以上の合格を目指し、留学先の学校に通学するかたわらで1カ月間塾へ通い、みっちりとHSK試験対策をしました。結果は不合格でしたが、「あと少しで受かる!」という手ごたえを感じ、帰国後の9級合格へつなげることができました。
就職活動シーズンを迎えた今は、中国語力を活かせる仕事を目標に猛勉強中です。留学中に身につけた向上心を忘れずに、中国語はもちろん、英語や韓国語、幅広い一般教養などのちからを鍛え、国際的な舞台で活躍できるようになりたいと思います。