躍動

2015年04月10日

研究の成果を日本経営システム学会で発表。自分の可能性に挑み続けています。

vol.33

大学院 ビジネス研究科 ビジネス専攻 1年(2014年度)

日本経営システム学会第53回全国研究発表大会で「学生研究発表優秀賞」を受賞!

●浅井さんの研究概要
「リーダーシップに注目した組織メンバーの満足度に関する研究」

 人が"仕事のやりがい""働く喜び"を感じるには、どのような組織づくりが必要なのか。リーダーシップに着目し、上司のタイプや業務内容と、仕事に対する満足度の関連性をアンケート調査などから探りました。

実社会へと視野を広げ、行動を起こした大学4年間。

 夢や目標がまだ決まっていなかった高校時代。大学では将来の選択肢を広げたいと考えて、実社会で活かせる知識が修得できるビジネス学部を選びました。入学後、マーケティングやモノづくりに関する分野を中心に幅広く学び、2年次からは上原衛先生のゼミへ。“働く人”に着目した人的資源管理の研究に励みました。さらに3年次、ゼミの仲間と力を合わせて考案した事業プランを日刊工業新聞社主催「2012年度キャンパスベンチャーグランプリ中部大会」に応募。特別賞(名古屋産業人クラブ会長賞)をいただきました。そこで実感したのは、目標を果たすパワーになる“チーム力”の大切さ。社会とつながる実践や、仲間との協働から得られる学びの大きさを知り、4年次には長久手市や愛知県、愛知高速交通との連携事業「リニモ活性化プロジェクト」に参加。後輩たちと共に地域の課題と向き合い、イベントの企画・運営に携わって、自分の世界がどんどん広がっていきました。

もっと学びたい。その思いに突き動かされ、大学院ビジネス研究科へ。

 視野が広がるたびに新しい興味や疑問と出会い、もっと学びたい!という気持ちがわき起こりました。そして大学院進学を考えるようになり、上原先生に引き続きご指導いただくことを決意。ビジネス研究科では、人的資源管理の専門的な研究に取り組みました。テーマは「リーダーシップに注目した組織メンバーの満足度に関する研究」です。ゼミのグループワーク、アルバイトなどで“チームで目標に向かって働くこと”の大切さを感じていた私は、よりよい組織づくりのあり方を追究したいと考えていました。進学して早々の5月からアンケート調査を開始し、先行研究の論文を読み込んで分析。10月の日本経営システム学会で発表するという目標に向けて、準備を進めていきました。
 全国の名だたる大学の先生方が集まる学会で、自分が頑張った証である研究成果を聞いていただける。その喜びが緊張に勝り、学会当日は楽しんで発表することができました。さらに、光栄なことに「学生研究発表優秀賞」もいただき、努力を重ねることの意義を感じました。

ビジネスの専門性を活かし、将来、起業家の道へ進みたい。

 ビジネス学部で広く、ビジネス研究科で深く学ぶ中で、自分の将来も明確になってきました。教育または美容の分野で起業したいと考えるようになったのです。大学院では教職課程科目を受講して教育学を学び、新たな知識を吸収しています。愛知淑徳大学で身につけた大きな力は、“学び続ける姿勢”。自ら積極的に学ぶことで新たな道が拓かれていくことを体感しました。今後も、自分の可能性を狭めずに、何事にも前向きに挑戦し続けたいと思っています。